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インターハイ2025

男子学校対抗3回戦の結果。9連覇を目指す愛工大名電が大ピンチをくぐり抜ける!

男子学校対抗は3回戦が終了した。記録は以下の通り。

【男子学校対抗3回戦】

実践学園(東京)3-1 明豊(大分)
育英(兵庫)3-1 専大北上(岩手)
希望が丘(福岡)3-0 上宮(大阪)
野田学園(山口)3-0 青藍泰斗(栃木)
白子(三重)3-1 福井商業(福井)
鶴岡東(山形)3-0 樹徳(群馬)
遊学館(石川)3-0 北科大(北海道)

愛工大名電(愛知)3-2 新潟産大附(新潟)
◯郡司 8、-9、-8、8、12 小林
◯面田 9、11、-5、11 吉田(蒼)
面田・持田 -7、9、-4、-6 山岸・吉田(蒼)◯
杉浦 -13、-7、5、-4 高橋◯
◯持田 4、-4、8、-10、7 山岸

トップで勝利した愛工大名電の郡司(手前左)。結果としてこの1勝がかなり大きかった

このラウンドで最高の盛り上がりを見せたのが、愛工大名電と新潟産大附の大激戦。競り合いながらも前半で愛工大名電が前半で2–0とリードした時は、このまま押し切るかと思われたが、ここから新潟産大附が怒涛の反撃。

サウスポー同士の独特のコンビネーションで愛工大名電ペアを圧倒した新潟産大附・山岸(後ろ)/吉田蒼ペア

3番のダブルスを完勝すると、4番の高橋も勝利し、勝負のすべてはラストの愛工大名電・持田、新潟産大附・山岸の対決に委ねられた。

持田が先制し、山岸が追いつくという展開の熱闘となったこの試合、最後は第5ゲームの中盤から抜け出した持田が何とか逃げ切って王者の面目を保った。しかしながら、新潟産大附の勇猛果敢な戦いぶりは、多くの観衆に強烈な印象を残した。

激戦に終止符を打ったのは愛工大名電の持田(手前)。苦しい展開の試合をギリギリで持ちこたえて勝利した

紙一重のところで3回戦敗退をまぬがれた王者・愛工大名電。この冷や汗の勝利は今後にどう影響するだろうか

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