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全日本ラージボール選手権が閉幕。最終日は8種目中7種目で、王者が連覇達成!

7月13日、第8回全日本ラージボール選手権は大会最終日を迎え、男女の一般・40〜60の計8種目でチャンピオンが決定した。今日行われた8種目では、男子シングルス40優勝の菊地晋悟(SONIC・群馬)を除く7人が前回大会に続いて優勝。一般・各年代とも毎年のように新たな強豪が登場する中、「ラージマスター」たちの活躍が目立った。

男子シングルス50優勝の藤本武司(ニッタクサンフレンド・東京)は40で2連覇、50で4連覇の6大会連続優勝という快挙を達成。一般男子シングルス優勝の池田亘通(Infinity・神奈川)も、全日本ラージへの移行後、6大会のうち5大会で一般を制する抜群の勝負強さを見せている。

鉄壁のカットで一般女子2連覇を決めた青山あすか(TEAM JOOLA・東京)、抜群の安定感で女子シングルス40・3連覇の河田昌子(チーム虹・兵庫)のプレーも光った。各種目のメダリストは下記のとおり。

◎男子シングルス

●一般男子シングルス
優勝:池田亘通(Infinity・神奈川)
準優勝:千葉悠平(ウチダスポーツ・山口)
3位:小林泰輝(SPOTTO・東京)、三枝晃記(PPD・愛知)

決勝で千葉にゲームオール11-9で競り勝った池田。ここぞという場面での勝負強さと鉄壁の守備は、王者の貫禄だった

試合中は常に冷静な池田だが、激闘の決勝を制してベンチで感極まった

闘志満々のプレーを見せた千葉だが、昨年に続いて今年も池田にあと一歩

 

●男子シングルス40
優勝:菊地晋悟(SONIC・群馬)
準優勝:大迫準(マブチスポーツクラブ・徳島)
3位:古屋星二(NOVA・山梨)、泉宏和(鬼無体協・香川)

ファイター・菊地、豊富な運動量と安定したバック連打で頂点に立つ

●男子シングルス50
優勝:藤本武司(ニッタクサンフレンド・東京)
準優勝:道明繁夫(菊友クラブ・愛知)
3位:山崎良一(パワーズ・徳島)、後藤幸希(MAY YOUNG・東京)

両ハンドを自在に操り、完璧な攻守のバランスで勝利を重ねた藤本。6大会連続の優勝を達成

●男子シングルス60
優勝:山田昭仁(TEAM JOOLA・静岡)
準優勝:林慎二(富山ブラック・富山)
3位:森下正(流山アストロズ・千葉)、澤田俊也(一条クラブ・京都)

山田は決勝でカット&攻撃の林に1ゲームを先取されるも、逆モーションを交えたフォア強打で競り勝った

◎女子シングルス

●一般女子シングルス
優勝:青山あすか(TEAM JOOLA・東京)
準優勝:片山真琴(柏崎Dream・新潟)
3位:伊藤杏和(Liliac・山形)、趙甜甜(タクエツ卓球・埼玉)

コート広しと動き回る運動量は大会随一。青山は2連覇を決めて最高の笑顔を見せた

左腕から放つパワフルなドライブとスマッシュで勝ち上がった片山。圧巻の強さだったが、決勝は青山のカットをやや打ち急いだか

●女子シングルス40
優勝:河田昌子(チーム虹・兵庫)
準優勝:坂東純子(畳和卓球SC・大分)
3位:今野千恵子(東根LBC・山形)、山口弘美(所沢レディース・埼玉)

安定感抜群のオールラウンドプレーで、河田が見事に3連覇達成。決勝では坂東のカットを攻略

●女子シングルス50
優勝:小野千代(卓精会・東京)
準優勝:中嶋綾子(PPD・岐阜)
3位:布村裕子(VINTAGE・島根)、松永美和子(三菱電機・香川)

確実に相手コートのボールを運び続けた左腕・小野。混合ペアの藤本とともに2冠を達成

●女子シングルス60
優勝:斎藤富美子(ゼフィルス・宮城)
準優勝:平田ゆりえ(むしゃんよか・熊本)
3位:鈴木知華(OMC・神奈川)、森本なるみ(若狭そともクラブ・福井)

弾き打つバックプッシュと安定したフォアハンドを武器に、斎藤が女子60で2連覇

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