「卓球が好きな人に働いてほしい」日の出医療福祉グループが卓球部を創設。部員と職員を募集

2023.11.19

「卓球をしながら仲間と仕事をしていけば
生きがいにもなります」

大西奉文
（おおにしともゆき）

社会福祉連携推進法人
日の出医療福祉グループ副代表理事／
医療法人社団奉志会会長

兵庫県稲美町に拠点を置く、兵庫県最大規模の医療福祉グループである、「日の出医療福祉グループ」が卓球部を創設。同時に、医療・介護職員を募集している。

同グループの大西奉文副代表理事は日本大学医学部時代に卓球に夢中になった「卓球人」だ。卓球への理解が深く、このたび、日の出医療福祉グループに卓球部を創設し、「働きながら卓球を楽しみ、打ち込みたい人」を募集している。

大西副代表の現役時代の憧れの人だった高島規郎氏（元世界メダリスト）と対談され、卓球の魅力と、仕事と卓球について語ってもらった。

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●─大西さんと卓球の関わり合いは？

大西●私は兵庫県の加古川市の近くの稲美町で生まれ、周りに卓球の指導者もいなくて中学校の先生が教えてくれました。楽しくて高校に行っても卓球をやろうと思っていましたが、進学校に進んだために卓球を一時諦め、日本大学医学部に入って、高校でできなかった卓球を6年間やってました。ちょうど高島規郎さんや小野誠治さんが活躍していた時代です。

　医学部だけの大会ですけど、東日本医科卓球大会のシングルス、ダブルス、団体で優勝しました。そこから10年後に兵庫に戻って、仕事と子育てで忙しくラケットを置いていたんですけど、3年前に高島さんと出会うことができ、卓球をやりたいという思いが再燃しました。

　高校、大学まで卓球を一生懸命やった人で、卓球チームを作れたら良いし、法人としてもサポートしたかった。卓球をしながら仕事をしていけば健康にも良いし、生きがいにもなります。私が好きな卓球で、仲間を増やしたかったという思いです。それに私は整形外科がメインですが、スポーツ外来もやっているので、何かあれば体もサポートできます。

高島●今は大学を出たら強豪の実業団チームに行かない限りは、自分たちでクラブを作るだけですが、この日の出医療福祉グループは仕事をやりながら、卓球もできます。卓球をやりたい人は仕事も頑張れます。練習場も素晴らしいものが稲美町のクリニックのそばにあります。

大西●広いスペースの練習場所もあり、高齢者のリハビリ用に卓球台を置いていますし、トレーニング機器もあります。卓球はラリーが続くのが楽しいし、今でもリハビリで卓球を活用しています。

高島●卓球は年齢は関係ない。80歳の人でもまだ強くなっていきます。どんどん上達できます。リハビリで卓球を使われていて、そこで選手たちが卓球の面白さを紹介すれば、リハビリをやられている方々も私もあんなに上手くなりたいという励みにもなりますね。

大西●グループ内での仕事もしっかりやっていけば、卓球をやっている人は将来グループでも活躍してくれる気がします。　

●─素晴らしい受け皿になっていきますね。

大西●患者や利用者にリハビリで卓球を教えたり、ということもあるかもしれませんね。勤務地は兵庫県の稲美町からスタートになります。家賃補助や卓球に関わる経費もグループでサポートしたい。卓球選手としてもセカンドキャリアとして医療、介護の仕事でも頑張ってほしいですね。

●─今、グループは何人おられるのでしょうか。

大西●三千人以上います。事業所は約170カ所で、関東、関西にあります。卓球部の方がグループの力になってくれると期待しています。

高島●仕事をしながら卓球をやりたい人にとっては素晴らしい職場だと思います。しかも、卓球が強い弱いとか関係なく、卓球の好きな人が生きがいを見いだせる職場ではないですか。

大西●グループでの定年もいつかは80歳にしたいと考えています。生き生きと働いてほしいと思います。ある一定年齢になったら卓球をやめるのではなく、卓球とともに長く働いてもらうことがとても良いと思っています。グループ全体で卓球部をサポートしていきたいし、逆に卓球をやる人たちがグループの中でも良い影響を与えると思います。

　クリニックでも、リハビリをやると患者さんは表情が生き生きしてくるので、リハビリでもっと卓球を活用したいし、そのためにも卓球をやっている方に入職してほしいですね。卓球の好きな方が男女に関係なく来てくれれば、多くの人を支え、地域にも貢献できると信じています。