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パリパラリンピック卓球競技が本日開幕。日本代表9選手の活躍に注目!

 本日829日、「パリ2024パラリンピック卓球競技」(以下・パリパラ)が開幕する。会場はパリ五輪卓球競技と同じ「パリ南アリーナ4」だ。

 パラ卓球は、障がいにより11のクラス(C)に分かれて試合が行われる。C15が車いす、C610が立位、C11が知的障がいで、車いす・立位とも数字が小さいほど障がいが重い。パリパラでは、男子シングルスは11種目、女子シングルスは10種目(C1C2が合わせて1種目)が開催される。

 またパリ大会から、団体戦の代わりに男子・女子・混合のダブルスが新設。ダブルスでは、ペアを組む2選手のクラス数値合計により種目が分かれる。日本代表選手は9名で、全員がシングルスに出場、そのうち6名が3ペアを組み、ダブルスに出場する。(上写真は東京大会に続く出場となる八木克勝)

 同じクラス内でも障がいの部位が異なり、「選手の数だけプレースタイルがある」と言っても過言でないのがパラ卓球。各選手が自身の障がいを補い、時に障がいを利用した独自の打法を編み出し、そして相手の苦手なポイントを突くという、技術・戦術の創意工夫が見どころだ。打法やスタイルの多彩さは卓球競技の魅力だが、パラ卓球ほど多様性に富んだ競技はないと言えるかもしれない。

 東京大会ではC11・伊藤槙紀が日本勢として5大会ぶりのメダルを獲得した。パリ大会では肢体不自由選手にとって6大会ぶりのメダルの可能性が十分にあり、見逃せない。

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3大会連続パラリンピック出場となった岩渕。左足のふんばりが効かないというハンデがありながらも、右足をうまく利用することで、豪快な回り込みフォアドライブを見せる

東京大会に続く出場となる古川。丁寧(中国)にあこがれて身につけたというしゃがみ込みサービスから、フォア表のスマッシュに繋ぐ攻撃が得意パターンだ

パリ2024パラリンピック卓球競技 日本代表選手
(下記9選手は全員シングルスに出場。また七野・齋藤、八木・舟山、岩渕・友野の3組がダブルスに出場)

C4(車いす):七野一輝[㈱オカムラ]しちの・かずき
C4
(車いす):齊藤元希[㈱プランテック]さいとう・げんき

C7(立位):八木克勝[電通デジタル]やぎ・かつよし
C10
(立位):舟山真弘[早稲田大]ふなやま・まひろ

C9(立位):岩渕幸洋[協和キリン㈱]いわぶち・こうよう
C8
(立位):友野有理[㈱タマディック]ともの・ゆり

C11(知的):竹守彪[TOMAX]たけもり・たけし
C11
(知的):古川佳奈美[㈱えん・コミュニケーションズ]ふるかわ・かなみ
C11
(知的):和田なつき[㈱内田洋行]わだ・なつき

ITTFパリパラ卓球のサイト(英文)

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