10月28日〜11月2日にかけて、オマーンで開催されたWTTコンテンダー マスカット。日本からは宇田幸矢(協和キリン)、篠塚大登(愛知工業大)、田中佑汰(個人)、吉山僚一(日本大)、大藤沙月(ミキハウス)、高森愛央(四天王寺高)の男女6選手が参戦し、男子シングルスで宇田、女子シングルスで大藤が3位となった。
宇田は、2回戦で中国期待の若手、黄友政との左腕対決に3-2で勝利。最終ゲームは18-16までもつれ込むなど、まさに死闘だった。続く準々決勝では向鵬(中国)をフルゲームで退けて4強入りを果たすと、準決勝は林詩棟(中国)と対戦。2ゲームを先取し、先に勝利に王手をかけたが、逆転を許して惜敗。優勝には届かなかったものの、中国勢を連破しての3位入賞と自信を深める大会となった。
林詩棟とも好ゲームを演じた宇田
持ち味である鋭いドライブが要所で光った
なお、篠塚は薛飛(中国)、田中はタッカー(インド)、吉山はシャムス(イラン)に敗れ、1回戦敗退となった。
女子シングルスでは、WTTチャンピオンズ モンペリエで優勝を果たした大藤が第1シードとして優勝を目指したが、準決勝で蒯曼(中国)にストレートで敗戦。2大会連続の優勝はならず。また、高森は予選2回戦で朱思冰(中国)にフルゲームで敗れ、本戦進出はならなかった。
準決勝敗退となった大藤。2週連続の優勝には届かず
なお、各種目入賞者は下記のとおり
〈男子シングルス〉
優勝:林詩棟(中国)
準優勝:温瑞博(中国)
3位:宇田幸矢(協和キリン)、林高遠(中国)
男子シングルス優勝の林詩棟
〈女子シングルス〉
優勝:蒯曼(中国)
準優勝:銭天一(中国)
3位:大藤沙月(ミキハウス)、石洵瑶(中国)
女子シングルス優勝の蒯曼
〈男子ダブルス〉
優勝:袁励岑/向鵬(中国)
準優勝:周啓豪/薛飛(中国)
3位:何鈞傑/姚鈞濤(香港)、呉晙誠/パク ギュヒョン(韓国)
男子ダブルス優勝の袁励岑(左)/向鵬
〈女子ダブルス〉
優勝:楊屹韵/朱思冰(中国)
準優勝:金諝潤/尹孝賓(韓国)
3位:朱成竹/呉詠琳(香港)、バラゾバ/鄭先知(スロバキア/チャイニーズタイペイ)
女子ダブルス優勝の楊屹韵(右)/朱思冰
〈混合ダブルス〉
優勝:林詩棟/蒯曼(中国)
準優勝:黄鎮廷/杜凱琹(香港)
3位:袁励岑/石洵瑶(中国)、シャー/チタレ(インド)
混合ダブルス優勝の林詩棟/蒯曼。ともにシングルスとの二冠を達成した
写真提供:WTT
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