2月11〜14日にかけて、ドイツで開催されたWTTフィーダー デュッセルドルフ。日本からは田中佑汰(個人)、村松雄斗(霧島整形外科病院)、小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)、赤江夏星(日本生命)が参戦し、男子シングルスで村松が優勝を果たした。
〈男子シングルス〉
優勝:村松雄斗(霧島整形外科病院)
準優勝:クルチェツキ(ポーランド)
3位:ベルテルスマイヤー(ドイツ)、金民赫(韓国)
村松は全日本の男子シングルス6回戦で敗れていた田中に準々決勝でリベンジを果たし、準決勝では1月のWTTで張本智和を破り、今大会第1シードの陳垣宇(中国)を破った金民赫(韓国)と対戦。豪快なフォアドライブに苦しみながらも、徐々に攻守の連係プレーが冴え、3-1で勝利。
続く決勝は、中国勢の中堅・徐海東、牛冠凱らを下して勝ち上がったクルチェツキ(ポーランド)と対戦。クルチェツキの打球点の早いドライブに手を焼きゲームカウント0−2と一気に窮地に追い込まれたが、3ゲーム目をジュースで奪うと、4ゲーム目は11-5、5ゲーム目は粘り強いカットと攻撃で相手に付け入る隙を与えず11-4で勝利。0−2の窮地から見事な逆転劇を見せ、優勝を決めた。
力強い攻撃も随所で光った村松
〈女子シングルス〉
優勝:陳熠(中国)
準優勝:縱歌曼(中国)
3位:王暁彤(中国)、小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)
女子シングルスでは、身長177cmの長身プレーヤー・陳熠(中国)が決勝で縱歌曼(中国)との同士討ちに3−2で勝利して優勝。黄友政(中国)との混合ダブルスでも優勝し、今大会二冠に輝いた。
また、日本選手では赤江が1回戦で蔡昀恩(チャイニーズタイペイ)に敗れ、初戦敗退。小塩は準々決勝で地元Vを狙うヴィンター(ドイツ)に完勝して準決勝に進出。準決勝では、優勝した陳熠(中国)にストレートで敗れたものの、3位と奮闘した。
女子シングルス優勝の陳熠(中国)
準決勝進出と奮闘した小塩
その他の種目の入賞者は下記のとおり
〈男子ダブルス〉
優勝:袁励岑/徐瑛彬(中国)
準優勝:薛飛/黄友政(中国)
3位:ヴェルドンショット/シュヴァイガー(ドイツ)、郭儒彬/吉玟錫(韓国)
男子ダブルス優勝の袁励岑(左)/徐瑛彬(中国)
〈女子ダブルス〉
優勝:李多恩/崔孝珠(韓国)
準優勝:ワン・ユエン/ヴィンター(ドイツ)
3位:イェーガー/ラコヴァッチ(クロアチア)、韓菲児/陳熠(中国)
女子ダブルス優勝の李多恩(左)/崔孝珠(韓国)
〈混合ダブルス〉
優勝:黄友政/陳熠(中国)
準優勝:薛飛/韓菲児(中国)
3位:フランチスカ/カウフマン(ドイツ)、趙勝敏/柳是宇(韓国)
混合ダブルス優勝の黄友政/陳熠(中国)
写真=WTT
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