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インカレはベスト4が決定。女子は愛知工業大が前回王者・筑波大にリベンジ。準決勝は愛知工業大vs.中央大、立命館大vs.東洋大

 三重・四日市市総合体育館で始まった第94回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)、通称「インカレ」はベスト4が決定。女子2回戦と準々決勝の結果は下記のとおり。

 

【女子決勝トーナメント】
●2回戦
筑波大 3-1 神戸松蔭大
愛知工業大 3-0 日本大
國學院大 3-2 中京大
中央大 3-1 青山学院大
金城大 3-1 熊本学園大
立命館大 3-0 早稲田大
日本体育大 3-1 朝日大
東洋大 3-2 専修大

 

●準々決勝
〈愛知工業大 3-0 筑波大〉
○永野 3-2 青井
○伊藤 3-1 上澤
○藤田/伊藤 3-0 青井/牧野

 

 昨年優勝の筑波大と一昨年優勝の愛知工業大の対戦は愛知工業大に軍配。昨年準々決勝で敗れたリベンジを果たしてベスト4進出を決めた。愛知工業大は1番でカットの永野が筑波大エースの青井を下す殊勲の星。1年生の伊藤も単複で勝利してストレートで前回王者に勝利した。男子準々決勝では筑波大が愛知工業大に勝利したが、女子は反対の結果となった。

フルゲームで青井を破った永野

1年生の伊藤が単複2勝の活躍

筑波大は連覇ならず

 

〈中央大 3-1 國學院大〉
枝廣 3-0 佐藤
 武山 1-3 加賀美◯
○枝廣/兼吉 3-0 加賀美/加藤
○兼吉 3-0 渡辺

 

 安定した強さを見せる枝廣と兼吉の2人で3点を叩き出して中央大が準決勝へ。明日の準決勝では愛知工業大と対戦する。國學院大は中京大との2回戦で前半2敗を喫し、ダブルスでもマッチポイントを握られながら逆転勝利を収めたが、表彰台には届かず。

渡辺をシャットアウトした兼吉

中央大戦でも勝利した加賀美。中京大との2回戦では5番で勝利

 

〈立命館大 3-1 金城大〉
○中谷 3-1 山岸
 吉田 1-3 西牧◯
○中谷/岡田 3-1 坂下/西牧
○岡田 3-1 須藤

 

 各試合競り合ったものの関西王者の立命館大が金城大を下す。立命館大は1回戦で東北福祉大に前半で2点を落とすスタートとなったが、逆転で勝利すると2回戦では早稲田大に3-0で勝利。単複出場の中谷と岡田に粒高攻守の塚田、カットの古賀と吉田と異質型を揃えて勝ち上がっている。

 敗れたものの、金城大も北信越勢として久しぶりのベスト8進出。足を使った粘り強いフォアドライブ連打を見せる須藤、西牧に安定感のあるカットの長谷川、ダブルスで渋い働きを見せる坂下と個性的なメンバーで活躍を見せた。

コンビネーションの高さが光る中谷/岡田

岡田が粘る須藤を振り切って準決勝進出を決める

健闘を見せた金城大。エースの西牧は立命館大戦でも勝利

ガッツあふれるプレーを見せた須藤。熊本学園大戦では4番で決勝点

 

〈東洋大 3-1 日本体育大〉
○桧山 3-2 岩木
 上澤 2-3 横田○
○上澤/山脇 3-2 岩木/西川
○山脇 3-1 山下

 

 2回戦で第2シードの専修大を破った東洋大が日本体育大も押し切ってベスト4進出。1番で桧山が岩木との横浜隼人高同期対決に勝利するとエースの山脇が単複で得点をあげて2年ぶりの準決勝進出を果たした。日本体育大は1年生の岩木と西川を単複起用して挑んだが、メダルには手が届かず。

桧山は高校時代のダブルスパートナー・岩木をフルゲームで下す

最後はエースの山脇がメダルを確定させる勝利

岩木(左)はフルゲームで悔しい2失点

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