三重・四日市市総合体育館で行われていた第94回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)は全日程が終了。女子は愛知工業大が2年ぶりの優勝を果たした。
【女子決勝】
〈愛知工業大 3-2 東洋大〉
面田 1-3 桧山○
○伊藤 3-0 山脇
○藤田/伊藤 3-1 山脇/上澤
永野 1-3 上澤○
○藤田 3-0 浦部
優勝:愛知工業大
東洋大は1番に起用した1年生の桧山が愛知工業大の主力・面田を破る好スタートを切ったが、2番では愛知工業大の1年・伊藤が東洋大エースの山脇を完封。ダブルスは高校時代からペアを組む藤田/伊藤が勝利して愛知工業大が王手をかける。
4番では永野が1ゲーム目を奪ったが、2ゲーム目を上澤が16-14で取り返すとカットの変化にも慣れて3-1で勝利して勝負をラストに持ち込んだ。ラストの試合は、浦部のサービスに藤田が苦しむ場面も見られたが、競り合いながらも勝負所で得点を奪って藤田がストレートで勝利。3時間を越える熱戦を制した愛知工業大が王座奪還を果たした。
鬼頭監督は「伊藤の活躍が大きかった」と試合後に語ったが、1年生の伊藤が単複にわたって活躍。準決勝・決勝とも2勝をあげて優勝に大きく貢献し、殊勲賞にも輝いた。
殊勲賞に輝く活躍を見せた伊藤
ラストを締めた藤田
優勝を決めた藤田をベンチが迎える
東洋大は6年ぶりの準優勝。前回の決勝では愛知工業大に0-3で敗れたが、今回は2点を奪って健闘を見せた。春季関東学生リーグでは6位に終わったが、今大会では専修大、日本体育大、立命館大と実力校を連破。インカレでの強さを見せた。
1番で面田を破った桧山
上澤が永野のカットを打ち抜きラストにつなぐ
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