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卓球初心者への手引き〈その3〉ラケットの握り方

春に卓球を始めた皆さんに向けて、卓球王国本誌・書籍・ウェブなどで紹介しているお役立ち情報を、何回かに分けて紹介していくシリーズ。その3では、ラケットの握り方(グリップ)について説明します。(グリップ写真モデル:上田仁選手/T.T彩たま)

 

●シェークハンドラケットの握り
握手するように握る「シェークハンドラケット」、通称「シェーク」。親指と人差し指で、ラケットを軽くはさんで握ります。親指には力を入れすぎず、軽く添える程度でOK。中指・薬指・小指の3本は、グリップ(柄)に対して垂直ではなく、少し斜めくらい。また、人差し指の先端は、ラケットの縁(エッジ)にかかるくらいが一般的です。

 

●ペンホルダーラケットの握り
ペンや箸(はし)を持つように握る「ペンホルダーラケット」、通称「ペン」。親指の第一関節を打球面に乗せて、軽く打球面を固定します。また人差し指の付け根部分(写真の◯印)は、少しだけ隙間を空けると良いでしょう。ウラ面の3本指(中指・薬指・小指)は、伸ばすと強打をしやすいですが、写真のように軽く曲げたほうが、小技など様々な技術がやりやすいのでオススメです。

 

●ペンホルダー・ショート(オモテ面バックハンド)の握り
ペンのバックハンドは、ウラ面で打つ場合は上で紹介したグリップのままでOKですが、「ショート打法」、つまりオモテ面で打球する場合は、親指をラケット面から浮かせたり、立てたりするとやりやすい。ラケット面が真正面を向くようにしよう。

●リラックスして握ろう!
シェーク、ペンに関わらず、共通するべきなのが、「強く握らない」ということ。ラケット面がグラつかない程度に、リラックスして握りましょう。

 

●フォア専用、バック専用の握りはダメ!
「フォアハンドだけ打ちやすい」または「バックハンドだけ打ちやすい」というグリップはオススメできません。特に初心者の場合、フォアハンドだけ(またはバックハンドだけ)の練習をすることがありますが、ずっとフォアハンドだけ使っていると、ファオハンド専用の握りになりがちです。実際の試合ではフォアもバックも瞬時に切り替えて使うため、フォア・バック一方に偏らない「ニュートラルな握り」が大事です。フォアの練習中でも、1球打つごとにニュートラルのグリップに戻るように意識しましょう。

 

以上は『卓球王国』2021年7月号の「ビギナーのための卓球ゼミ 第2回」で紹介した内容に加筆したもの。打法、ルール、用具など様々なビギナー向けの内容を紹介しているので、チェックしてみてください!

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