9日までシンガポールで開催中の『シンガポールスマッシュ』。昨日(5日)、男女シングルス2回戦の一部の試合が行われ、日本勢では男女6選手が登場した。
男子シングルスでは、張本智和(智和企画)、篠塚大登(愛知工業大学)、戸上隼輔(井村屋グループ)が登場。最初に試合が行われた張本は、2017年の世界ジュニア王者で右ペンドラの薛飛(中国)に1-3で敗戦。バッククロスのラリーでは、裏面の少し沈むようなボールにネットミスが相次ぎ、3ゲーム目を取り返すもペースを掴みきれず、2回戦敗退となった。
篠塚はA.ルブラン(フランス)にストレートで敗戦。1ゲーム目を落とし、2ゲーム目は中盤でリード、3ゲーム目はジュースにもつれるも、勝負所での1点が奪えなかった。戸上もチウ・ダン(ドイツ)に1-3で惜敗し、男子シングルスから日本選手が姿を消した。
女子シングルスでは、伊藤美誠(スターツ)がチャン・モー(カナダ)に競り勝ち、3回戦進出。一方、張本美和、木原美悠(ともに木下グループ)は、それぞれ何卓佳、孫穎莎(ともに中国)にストレートで敗れ、2回戦敗退。張本は粒高使いの何卓佳の攻守に終始苦しみ、突破口を見出せなかった。
男女ダブルスでは、戸上隼輔/篠塚大登が23年世界選手権3位の実力ペア、オフチャロフ/フランチスカ(ドイツ)にストレート勝ち。大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス)もアジア王者の実力を見せ、リウ・ヤンツィ/ヴィンター(オーストラリア/ドイツ)に快勝した。
長﨑美柚/金娜英(木下グループ/韓国)の国際ペアも、杜凱琹/朱雨玲(香港/マカオ)に3-1で勝利し、男女ダブルスで3ペアが準々決勝進出を果たした。
また、混合ダブルスで勝ち残っていた松島輝空(木下グループ)/張本美和は、K.カールソン/C.シェルベリ(スウェーデン)が棄権し、不戦勝で準決勝進出が決まった。
なお、本日行われる日本選手の試合は下記のとおり(※すべて日本時間)
●シングルス
14:10〜 早田ひな(日本生命) vs チャン・リリー(アメリカ)
14:45〜 伊藤美誠(スターツ) vs 銭天一(中国)
15:20〜 大藤沙月(ミキハウス) vs 朱雨玲(マカオ)
●ダブルス
13:00〜 大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス)vs 孫穎莎/王芸迪(中国)
15:55〜 松島輝空/ 張本美和 (木下グループ)vs 黃鎮廷/杜凱琹(香港)
19:00〜 戸上隼輔/篠塚大登(井村屋グループ/ 愛知工業大学) vs 林昀儒/高承睿(チャイニーズタイペイ)
19:00〜 長﨑美柚/金娜英(木下グループ/韓国) vs 鄭怡静/李昱諄(チャイニーズタイペイ)
写真:WTT
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