卓球王国 2024年11月21日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
トピックス

年内最後のWTT大会、WTTフィーダー ビラ・ノバ・デ・ガイアが終了。女子シングルスで出澤杏佳が優勝!男子シングルスで濵田一輝が準V

11月23〜27日にかけて、ポルトガルで開催されたWTTフィーダー ビラ・ノバ・デ・ガイア。年内最後のWTTとなった同大会に日本から男女7選手が出場し、女子シングルスで出澤杏佳(専修大)が優勝。男子シングルスでも、濵田一輝(早稲田大)が準優勝と日本選手の活躍が光る大会となった。

女子シングルスを制した出澤は、3回戦で37歳のベテラン、劉馨尹(チャイニーズタイペイ)とのフルゲームの接戦を乗り越えると、準々決勝では先週行われたWTTフィーダー デュッセルドルフⅡで敗戦を喫していた陳熠(中国)にストレート勝利で見事リベンジ。

相手のフォアを積極的に突いて得点を重ねた出澤

続く準決勝では左腕のシャオ・マリア(スペイン)を3-0で下すと、決勝では安定性の高い両ハンドドライブと的確なコース取りを武器に勝ち上がった王暁彤(中国)と対戦。フルゲームにもつれ込む接戦となり、最終ゲームも一進一退となったが、勝負どころとなったラリーで出澤の前陣での攻めが光り、10-7から10-9に追い上げられるも最後は11-9で逃げ切った。

優勝を決め、同級生の横谷とハイタッチ

また、男子シングルス準優勝の濵田は、決勝で周啓豪(中国)と対戦。コートを広く使ったラリーの応酬や、渾身の回り込みドライブなど、好プレーも随所で光ったが、1-3で惜敗。しかし、3回戦では曽蓓勛(中国)、準々決勝では陳垣宇(中国)と、2022年世界ユースU19団体優勝メンバーを2連破しての決勝進出と、自信を深める大会となった。

俊敏なフットワークと鋭い攻撃で、好プレーを連発した濵田

なお、各種目の入賞者は下記のとおり

〈男子シングルス〉
優勝:周啓豪(中国)
準優勝:濵田一輝(早稲田大)
3位:陳垣宇、牛冠凱(ともに中国)

男子シングルス優勝の周啓豪(右)。左は濵田

〈女子シングルス〉
優勝:出澤杏佳(専修大)
準優勝:王暁彤(中国)
3位:シャオ・マリア(スペイン)、范姝涵(中国)

女子シングルス優勝の出澤杏佳

〈男子ダブルス〉
優勝:周啓豪/薛飛(中国)
準優勝:孫聞/徐海東(中国)
3位:朴康賢/金民赫(韓国)、 タウバー/ベンタンコール(イスラエル/アルゼンチン)

男子ダブルス優勝の周啓豪/薛飛。周啓豪は単複二冠を達成した

〈女子ダブルス〉
優勝:韓菲児/陳熠(中国)
準優勝:崔孝珠/李多恩(韓国)
3位:楊屹韵/朱思冰(中国)、ソフィア・ジャン/ザリフ(スペイン/フランス)

女子ダブルス優勝の韓菲児/陳熠

〈混合ダブルス〉
優勝:薛飛/韓菲児(中国)
準優勝:陳垣宇/王暁彤(中国)
3位:ヴァルチ/グォ・ジャンシャン(スロバキア/アメリカ)、クビク/ククルコバ(ポーランド/スロバキア)

混合ダブルス優勝の薛飛/韓菲児。ともにダブルス2種目で頂点に立った

写真提供:WTT

 

関連する記事