4月5〜9日にかけて、チェコで開催されたWTTフィーダー ハビージョフ。日本からは男女9選手が参戦し、女子シングルスで佐藤瞳(日本ペイントグループ)、女子ダブルスで佐藤/芝田沙季(日本ペイントグループ)が優勝を果たした。
女子ダブルスで優勝した佐藤瞳(左)/芝田。佐藤は女子シングルスも制し、二冠を達成
佐藤は準々決勝まで快勝ペースで勝ち上がり、準決勝では第1シードのワン・ユエン(ドイツ)を3-1で撃破して決勝へ。決勝は麻生麗名(日本生命)、面田采巳(愛知工業大)との日本選手対決を制して勝ち上がった、ダブルスパートナーの芝田と対戦した。
先に終了した女子ダブルスで優勝を決めており、勝ったほうが二冠となる中で迎えた決勝戦。芝田にゲームカウント1-2とリードされ、4ゲーム目は8-10とチャンピオンシップポイントを握られながらも、カットで粘って逆転。最終ゲームは一進一退の接戦となったが、芝田の力強い連打を何本もしのぎ、最後はしびれを切らした芝田のミスを誘って優勝を決めた。
佐藤は、先週開催されたWTTフィーダー オトーチェッツⅡ(スロベニア)に続き、2大会連続で優勝。WTTフィーダーのシングルスでは3度目のタイトル獲得となった。
芝田の連続攻撃を守備範囲の広いカットで何度でも返した佐藤。チャンピオンシップポイントを凌いで、勝利をたぐり寄せた
ミスの少ないカット打ちで、何本も続く長いラリーを展開した芝田。敗れたが、好ゲームを演じた
また、男子シングルスは、Ni.アラミヤン(イラン)を破るなど、快進撃で決勝に勝ち進んだアッバスィ(マルタ)をストレートで下したコトン(フランス)が優勝。日本男子では村松雄斗(霧島整形外科病院)、坂井雄飛(愛工大名電高)が参戦したが、村松は3回戦で、坂井は2回戦でメンゲル(ドイツ)に敗れ、上位進出はならなかった。坂井はシングルスでの上位進出はならなかったものの、面田采巳(愛知工業大)との混合ダブルスで決勝進出と健闘した。
混合ダブルス準優勝の坂井/面田
なお、各種目の入賞者は下記のとおり
〈男子シングルス〉
優勝:コトン(フランス)
準優勝:アッバスィ(マルタ)
3位:Ni.アラミヤン(イラン)、ベテル(フランス)
男子シングルス優勝のコトン
〈女子シングルス〉
優勝:佐藤瞳(日本ペイントグループ)
準優勝:芝田沙季(日本ペイントグループ)
3位:ワン・ユエン(ドイツ)、崔孝珠(韓国)
女子シングルス優勝の佐藤(左)。右は準優勝の芝田
〈男子ダブルス〉
優勝:ピスチェイ/ゼリンカ(スロバキア)
準優勝:チョン・ジャヴェン/ウォン・チーシェン(マレーシア)
3位:ナランジョ/ビリエル(プエルトリコ)、ジェイン/バッタチャルジー(インド)
男子ダブルス優勝のピスチェイ(右)/ゼリンカ
〈女子ダブルス〉
優勝:佐藤瞳/芝田沙季(日本ペイントグループ)
準優勝:崔孝珠/李多恩(韓国)
3位:マロバビッチ/アラポヴィッチ(クロアチア)、ドラゴマン/ディアコヌ(ルーマニア)
女子ダブルス優勝の佐藤瞳/芝田沙季
〈混合ダブルス〉
優勝:ピスチェイ/ククルコバ(スロバキア)
準優勝:坂井雄飛/面田采巳(愛工大名電高/愛知工業大)
3位:コトン/Ca.ルッツ(フランス)、ゴメス/オルテガ(チリ)
混合ダブルス優勝のピスチェイ/ククルコバ
写真提供:WTT
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