6月3〜7日にかけて、コソボ・プリシュティナで開催されたWTTフィーダープリシュティナ 。男女シングルス、男女・混合ダブルスの5種目で頂点が争われる中、男子シングルスで吉村和弘(ケアリッツ・アンド・パートナーズ)、女子シングルスで佐藤瞳(日本ペイントグループ)が優勝。男子ダブルスで吉山和希/川上流星(岡山リベッツ/星槎国際高校横浜)、女子ダブルスで佐藤/横井咲桜(ミキハウス)が優勝し、日本勢が4種目を制覇する大活躍を見せた。
男子シングルス優勝の吉村は、2回戦でシュトゥンパー(ドイツ)、準々決勝でアンドラシュ(ハンガリー)、決勝では準決勝で川上を退けたラネフール(スウェーデン)をいずれもフルゲームで下すなど、接戦を勝ち抜く勝負強さが光った。
男子シングルスで頂点に立った吉村。2018年ITTFワールドツアー・香港オープン以来、7年ぶりの国際大会シングルスVを果たした
女子シングルス優勝の佐藤は初戦となった2回戦から決勝まで落としたゲーム数わずか「1」と安定した勝ち上がりで優勝。WTTフィーダーシングルスで4度目の栄冠を手にした。その他、横井と木村香純(トップおとめピンポンズ名古屋)が準決勝進出と健闘を見せた。
4度目のWTTフィーダーシングルス優勝を果たした佐藤。圧倒的な強さを見せた
男子ダブルス優勝の吉山/川上の高校生ペアは決勝でギュンテス/イーゲンス(トルコ)との激闘を制して優勝。女子ダブルス優勝の佐藤/横井は決勝で赤江/竹谷美涼(香ヶ丘リベルテ高)との日本勢対決に3-2で勝利し、頂点に立った。佐藤はシングルスとの2冠に輝いた。
男子ダブルスを制した高校生ペアの吉山(左)/川上
日本対決となった決勝は5ゲーム中3ゲームがジュースと大接戦となったが、わずかに上回った佐藤(奥)/横井に軍配
なお、各種目入賞者は下記のとおり
〈男子シングルス〉
優勝:吉村和弘(ケアリッツ・アンド・パートナーズ)
準優勝:ラネフール(スウェーデン)
3位:川上流星(星槎国際高校横浜)、張佑安(チャイニーズタイペイ)
〈女子シングルス〉
優勝:佐藤瞳(日本ペイントグループ)
準優勝:Ca.ルッツ(フランス)
3位:横井咲桜(ミキハウス)、木村香純(トップおとめピンポンズ名古屋)
〈男子ダブルス〉
優勝:吉山和希/川上流星(岡山リベッツ/星槎国際高校横浜)
準優勝:ギュンテス/イーゲンス(トルコ)
3位:キム・テヒョン/ピスチェイ(マルタ/スロバキア)、ベルゾーサ/パントージャ(スペイン)
〈女子ダブルス〉
優勝:佐藤瞳/横井咲桜(日本ペイントグループ/ミキハウス)
準優勝:赤江夏星/竹谷美涼(日本生命/香ヶ丘リベルテ高)
3位:イエーガー/ラコバチ(クロアチア)、ヨフコバ/ゲラシマトウ(ブルガリア/ギリシャ)
〈混合ダブルス〉
優勝:ゴメス/オルテガ(チリ)
準優勝:張佑安/鄭樸璿(チャイニーズタイペイ)
3位:権赫/劉芸琳(韓国)、横谷晟/面田采巳(宮崎県スポーツ協会/愛知工業大)
写真提供=WTT
ツイート