9月16日から20日にかけてトルコで行われた「WTTフィーダー カッパドキアII 2025」で、日本勢が大活躍。男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目すべてで優勝を果たす圧巻の結果となった。
男子シングルスは宇田幸矢(協和キリン)が躍動。坂井雄飛(愛知工業大)との日本対決となった決勝をストレートで制し、悲願のWTTシングルス初タイトルを手にした。前週のイスタンブール大会では第1シードとして臨みながらも惜敗を喫した宇田だが、今大会では再び第1シードとして参戦。2回戦から決勝までに3度のフルゲームを制する勝負強さを発揮し、意地を見せつけた。準優勝の坂井も、リロ(スペイン)や15歳の新星オタルバロ(コロンビア)を逆転で下すなど、粘り強さが光った。
男子シングルス優勝:宇田幸矢
女子シングルスは佐藤瞳(日本ペイントグループ)が貫禄の優勝。準々決勝で出澤杏佳(レゾナック)、決勝では日本勢を連破して勝ち上がった笹尾明日香(日本生命)をいずれも3-1で退け、WTTフィーダーで通算5度目のシングルスタイトルを手にした。さらに女子ダブルスでは芝田沙季(日本ペイントグループ)とのペアで落としたゲームはわずか1という安定感抜群の戦いを見せ、今大会二冠を達成した。
単複二冠に輝いた佐藤(右)。左は芝田
男子ダブルスでは坂井/鈴木颯(愛知工業大)がフィーダーシリーズ初優勝。混合ダブルスは岡野俊介(朝日大)/出澤杏佳が、前週のイスタンブール大会に続く2大会連続Vを飾った。
男子ダブルス優勝:坂井雄飛(右)/鈴木颯
混合ダブルス優勝:岡野俊介(左)/出澤杏佳
なお、各種目の入賞者は下記のとおり
〈男子シングルス〉
優勝:宇田幸矢(協和キリン)
準優勝:坂井雄飛(愛知工業大)
3位:ブルゴス(チリ)、オタルバロ(コロンビア)
〈女子シングルス〉
優勝:佐藤瞳(日本ペイントグループ)
準優勝:笹尾明日香(日本生命)
3位:陳昭澐(シンガポール)、サファエイ(イラン)
〈男子ダブルス〉
優勝:坂井雄飛/鈴木颯(愛知工業大)
準優勝:馮耀恩/黎定龍(シンガポール)
3位:デ・ラス・ヘラス/リロ(スペイン)、リオス/トヴァル(ベネズエラ)
〈女子ダブルス〉
優勝:佐藤瞳/芝田沙季(日本ペイントグループ)
準優勝:舒麟茜/黎明映(シンガポール)
3位:バイシャ/ロイ(インド)、笹尾明日香/麻生麗名(日本生命)
〈混合ダブルス〉
優勝:岡野俊介/出澤杏佳(朝日大/レゾナック)
準優勝:ユルマズ/ハラク(トルコ)
3位:ゴーシュ/ロイ(インド)、ゴメス/オルテガ(チリ)
写真提供:WTT
ツイート