卓球王国 2025年1月21日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
トピックス

シンシンガポールスマッシュ、シングルス2回戦で張本智和ら日本勢5選手が姿を消す。混合複で松島輝空/張本美和が準決勝へ

9日までシンガポールで開催中の『シンガポールスマッシュ』。昨日(5日)、男女シングルス2回戦の一部の試合が行われ、日本勢では男女6選手が登場した。

男子シングルスでは、張本智和(智和企画)、篠塚大登(愛知工業大学)、戸上隼輔(井村屋グループ)が登場。最初に試合が行われた張本は、2017年の世界ジュニア王者で右ペンドラの薛飛(中国)に1-3で敗戦。バッククロスのラリーでは、裏面の少し沈むようなボールにネットミスが相次ぎ、3ゲーム目を取り返すもペースを掴みきれず、2回戦敗退となった。

3回戦敗退となった張本。台から下げられる場面が多く、得意の展開に持ち込めなかった

張本を破った25歳の薛飛。丁寧な両ハンドで張本を揺さぶった

篠塚はA.ルブラン(フランス)にストレートで敗戦。1ゲーム目を落とし、2ゲーム目は中盤でリード、3ゲーム目はジュースにもつれるも、勝負所での1点が奪えなかった。戸上もチウ・ダン(ドイツ)に1-3で惜敗し、男子シングルスから日本選手が姿を消した。

A.ルブランに敗れた篠塚。勝負所でのサービスミスが痛手となったか

女子シングルスでは、伊藤美誠(スターツ)がチャン・モー(カナダ)に競り勝ち、3回戦進出。一方、張本美和、木原美悠(ともに木下グループ)は、それぞれ何卓佳、孫穎莎(ともに中国)にストレートで敗れ、2回戦敗退。張本は粒高使いの何卓佳の攻守に終始苦しみ、突破口を見出せなかった。

前回の対戦では勝利していた張本。リベンジを許した

張本美和に勝利した何卓佳

男女ダブルスでは、戸上隼輔/篠塚大登が23年世界選手権3位の実力ペア、オフチャロフ/フランチスカ(ドイツ)にストレート勝ち。大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス)もアジア王者の実力を見せ、リウ・ヤンツィ/ヴィンター(オーストラリア/ドイツ)に快勝した。

長﨑美柚/金娜英(木下グループ/韓国)の国際ペアも、杜凱琹/朱雨玲(香港/マカオ)に3-1で勝利し、男女ダブルスで3ペアが準々決勝進出を果たした。

また、混合ダブルスで勝ち残っていた松島輝空(木下グループ)/張本美和は、K.カールソン/C.シェルベリ(スウェーデン)が棄権し、不戦勝で準決勝進出が決まった。

実力ペアに完勝し、8強入りを果たした戸上(右)/篠塚

なお、本日行われる日本選手の試合は下記のとおり(※すべて日本時間)

●シングルス

14:10〜 早田ひな(日本生命) vs チャン・リリー(アメリカ)

14:45〜 伊藤美誠(スターツ) vs 銭天一(中国)

15:20〜 大藤沙月(ミキハウス) vs 朱雨玲(マカオ)

 

●ダブルス

13:00〜 大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス)vs 孫穎莎/王芸迪(中国)

15:55〜 松島輝空/ 張本美和 (木下グループ)vs 黃鎮廷/杜凱琹(香港)

19:00〜 戸上隼輔/篠塚大登(井村屋グループ/ 愛知工業大学) vs 林昀儒/高承睿(チャイニーズタイペイ)

19:00〜 長﨑美柚/金娜英(木下グループ/韓国) vs 鄭怡静李昱諄(チャイニーズタイペイ)

写真:WTT

 

関連する記事