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シンガポールスマッシュ、シングルス1回戦が終了。篠塚大登は全日本王者・松島輝空にリベンジ、日本選手10名が初戦突破

1月30日から2月9日まで、シンガポールで開催中のWTT最高峰大会、シンガポールスマッシュ。男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目で頂点が争われ、日本からは男子6選手、女子8選手が参戦中だ。

2日に行われた男子シングルスには吉村真晴(SCOグループ)、宇田幸矢(協和キリン)、戸上隼輔(井村屋グループ)が登場。吉村はピッチフォード(イングランド)に苦しみながらも勝利し、戸上は趙大成(韓国)とのシーソーゲームを制して2回戦へ。宇田は第1シードの王楚欽(中国)に競り合いながらもゲームを奪えず、1回戦敗退となった。

同日行われた女子シングルスでは、大藤沙月(ミキハウス)、早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)が登場。3選手がそれぞれ3-0勝利と、危なげなく初戦を突破した。

シーソーゲームを制して2回戦進出の戸上

3日に行われた男女シングルス1回戦で日本勢7選手が登場。女子では、張本美和、木原美悠(ともに木下グループ)、伊藤美誠(スターツ)が初戦を突破。木原は、ユエン・ジアナン(フランス)との異質対決に3-2で勝利した。長﨑美柚(木下グループ)は、Tリーグ・KA神奈川のチームメイトだった朱芊曦(韓国)に1-3で敗れ、惜しくも2回戦進出はならなかった。

初戦から苦しい戦いとなった木原。勝負強さを見せた

また、男子では、張本智和(智和企画)がO.アサール(エジプト)にストレートで勝利。2ゲーム目は8-4リードから10-9に迫られたが、攻めの卓球を貫いて、しっかりと勝ち切った。

前陣での攻撃的なプレーでO.アサールに勝ち切った張本

また、今回注目の一戦となった篠塚大登(愛知工業大)対松島輝空(木下グループ)の全日本男子シングルス決勝の再戦は、3-1で勝利した篠塚がリベンジ。全日本では松島の豪快なフォアドライブを浴びた篠塚だったが、今回の対戦では、キレのある回り込みドライブを随所で決めるなど、攻撃的なプレーが多く見られた。

全日本での雪辱を果たした篠塚

全日本チャンプ・松島はよもやの1回戦敗退

なお、本日行われる男女シングルス2回戦に登場する日本選手の対戦は下記のとおり(すべて日本時間)

14:10〜 大藤沙月 vs 黄怡樺(チャイニーズタイペイ)

14:45〜 吉村真晴 vs シェルベリ(スウェーデン)

14:45〜 平野美宇 vs 朱雨玲(マカオ)

20:10〜 早田ひな vs ミッテルハム(ドイツ)

 

その他、混合ダブルスでは、国際ペアの姚鈞涛(香港)/長﨑がシンガポールペアをフルゲームで退け、見事初戦を切り抜けた。本日13:00〜(日本時間)より行われる2回戦で黃鎮廷/杜凱琹(香港)と対戦する。

また、松島/張本美も本日 19:00〜よりカルデラノ/B.タカハシ(ブラジル)との初陣に挑む。

フルゲームの激闘を制し、笑顔を見せる長﨑

写真=WTT

 

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