3月7〜17日にかけて、シンガポールで開催されたシンガポールスマッシュ2024。昨日(17日)、男女シングルスの決勝が行われ、王者が決定した。
男子シングルスは、準決勝でF.ルブラン(フランス)を退けた王楚欽(中国)が、決勝で林昀儒(チャイニーズタイペイ)に辛勝して勝ち上がった梁靖崑(中国)との同士討ちを制してシンガポールスマッシュ男子シングルス初タイトルに輝いた。
決勝では序盤から持ち前の威力あふれるドライブが炸裂し、2ゲームを先行した王楚欽。3ゲーム目には、5-5でラケットのアクシデントに見舞われた王楚欽が、7-10と梁靖崑にゲームポイントを握られながらも、焦らず厳しいコースへ攻撃をしかけ、13-11で逆転。続く4ゲーム目を9-11で落としたものの、最後まで主導権を渡さなかった王楚欽が11-6で勝利を決めた。
女子シングルスは、1回戦でアクラ(インド)とのフルゲームにもつれる接戦を制し、準々決勝では伊藤美誠(スターツ)にゲームカウント0-2から逆転勝利と、苦戦を乗り越えて勝ち上がった王曼昱(中国)が同大会女子シングルス初優勝に輝いた。
王芸迪(中国)との決勝では、バッククロスでの激しい打ち合いが繰り広げられ、王芸迪のパワーに押される展開もあった王曼昱。しかし、緩急をつけながらうまく相手のリズムを崩してミスを誘い、ゲームカウント4-1で優勝を決めた。また、王曼昱は、陳夢(中国)との女子ダブルス優勝と合わせて二冠を達成した。
写真提供:WTT
ツイート