アメリカ・ラスベガスで開催中のWTTスマッシュ。
WTT(ワールド・テーブルテニス)は2020年のコロナ禍にスタートしたプロツアーで、テニスのATP・WTAツアーをロールモデルとしていると言われている。
テニスのプロツアーの最高峰がグランドスラム(全英・全豪・全仏・全米)であるように、WTTも当初から4大大会構想(WTTでは「スマッシュ」と呼称)があり、試行錯誤を重ねてきた。そして2025年、ついにシンガポール・中国・アメリカ・ヨーロッパ(スウェーデン)の4大会でスマッシュを実現させた。
ただし、来年以降の開催地は今後発表される見通しだ。
そのアメリカ大会で、日本の田中佑汰(金沢ポート)は準々決勝で世界ランキング1位の林詩棟(中国)に1-4で敗れたものの、2回戦でパリ五輪銀メダリストのモーレゴード(スウェーデン)を3-2で破り、3回戦でも同じくパリ五輪団体銅メダリストのアレクシス・ルブラン(フランス)を3-2で破る快進撃を見せた。
接戦の中で果敢な攻撃を貫き、今大会の台風の目となった田中。世界ランキング60位ながら、世界6位のモーレゴードと11位のルブランを連破し、ラスベガスの観客を大いに沸かせた。
現在、田中のランキングポイントは413ポイントで、今回の獲得ポイントは350ポイント。次のランキングでは40位以内に上る見込みだ。
2回戦でモーレゴードを破った田中佑汰
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