
2025年6月分の「卓球用具売り上げランキング」を更新した。
裏ソフト部門は、上位4アイテムが順位変わらず。『ロゼナ』『ディグニクス』『テナジー』というバタフライ勢の中で、2位のニッタク『ファスタークG-1』の健闘が光る。10位に初登場したVICTASの新製品『スワットスピン』は、主なターゲットが初中級者でありながら、期待を超えるスペック感で人気のようだ。
表ソフト部門は、『モリストSP』が首位を奪還。2位『VO>102』とのつばぜり合いが毎月続いている。ラージボールの全国大会が近かった影響なのか、『ロイヤルラージ』が圏外から3位に飛び込んできたのはサプライズ。『アタック8』もじわりと順位を上げており、変化系の人気の根強さがうかがえる。
ツブ高その他部門は、『カール』シリーズがトップ5に4枚ランクインするという「祭り」状態。特にカット向きの『P4V』はランク外から5位に飛び込んできた。その中で、テンション粒高の『グラスD.TecS』は3位と孤軍奮闘。大多数を占める粒高勢の中で、10位に食い込んだ『スーパーアンチ』にも注目だ。
シェークラケット部門は、『スワット』の強さが揺るがない。選手モデルの中ではコスパの高い『樊振東ALC』が、前回8位からジャンプアップして2位に。『アーレスト7+』『コルベル』『ラティカ』『水谷隼メジャー』『オールラウンド エボリューション』という比較的安価な木材ラケットのランクインは、春のビギナーシーズンの名残か。
ペンラケット部門も『スワットCHN』が連覇を継続。プレーレベルを選ばないコスパ抜群の名作は、やはり強い。前回4位から2位に順位を上げた『粒高ブレードC』にも注目。守備に特化したアイテムがこの位置に来るのはある意味「事件」と言える。『樊振東』シリーズ2本がランクインしたのも興味深い。
シューズ部門はバタフライの『レゾライン』シリーズが強い。『レイス』『ビラータ』の初中級モデルが1・2位となり、最上位機種の『レバリス』も前回7位から4位へ再浮上した。3位の超コスパ品『ジェット・インパクトNEO』は安定の人気。『ムービング』シリーズ2作も高価ながら好調なセールスだ。
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