
<卓球王国2025年3月号より>
気がつくと、つい素振りをしてしまっているのが卓球人の性(さが)。練習や試合を振り返っては素振り、動画を見ては素振り…そしてひとり、こう思うはず。「ああ、卓球がしたい…」と。そんな願いに応えてくれるアイテムがここにある。
この『ラリーメイト』は卓球台がなくても、練習相手がいなくても、思い立ったらいつでもボールを打てる練習マシン。上部のアーム先端に付いたボールを打つとアームが倒れ、ゴムの反動によって自動でボールが瞬時に元の位置へ。使用者がボールをセットし直さなくても連続で打球することができ、まるで軽快にラリーをしているような気分を味わえる。
実際にボールを打つため、素振りよりもフォームや打球面の角度を意識しやすく、インパクトの感覚もあるので打球時のイメージも持ちやすい。初級者がスイングを身につけるのにピッタリで、健康促進のための運動にも最適。自宅で使えるサイズ感で、ボールの高さも80〜110㎝の間で調節できるため、老若男女問わずに楽しめる。
フォア・バック単体の練習はもちろん、1球ごとにフォア・バックで交互に打球すれば切り替えの練習、2人で交互に打球してダブルスの練習、2台使えばフットワークや両サイドでの切り替えの練習もできる。高さの調節も含めて、アイデア次第でさまざまなシチュエーションを想定した練習が可能だ。
『ラリーメイト』の開発には「偶然にもご近所だった」(山川隆弘代表)という縁で群馬県高崎市の卓球クラブ・TITも協力。 TIT出身で、2024年の全中と全日本カデットを制した髙橋青葉(木下アカデミー)も幼少期に『ラリーメイト』を練習で活用していたという。
機能はシンプルでも、練習相手としてはなかなかタフで頼もしい『ラリーメイト』。
2025年はそんな相棒との「コソ練」で、ライバルに差をつけてはどうだろうか?
打球するとアームが倒れ、ゴムの反動によって元の位置へ。ある程度強く打たないとアームが戻らないので、しっかりインパクトできているかチェックもできる
●¥23,000(税込)
●高さ:約80〜110㎝(調節可能)
●足幅:約50〜60㎝ ●重さ:約2.6㎏
●㈱山川製作所 0120・511・711
https://www.picotino.com/
※注文は山川製作所ホームページ もしくはフリーダイヤルから
※ボール・ゴム部分は消耗品のため定期的に要交換。部品単体での販売もあり
photo >> Yoshinori Eto
text >> Takazumi Asano
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