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【PICK UP】スティガ『DNA ドラゴンパワー』/二重螺旋に刻まれた トレンド最先端の高出力

<卓球王国2024年12月号より>

二重螺旋に刻まれた
トレンド最先端の高出力

 

 スティガの看板裏ソフトラバー『DNA』のシリーズ展開が活発だ。(2024年)9月に新登場したのが『DNA ドラゴンパワー』で、3種類のスポンジ硬度が同時発売となった。21年発売の『DNA ドラゴングリップ』以来となる、新作微粘着テンションについて、スティガ・スポーツ・ジャパンの塩野真人さんに聞いた。

 「『DNA プラチナ』系のスポンジと『DNA ドラゴングリップ』系のシートを組み合わせて、最新技術で作られたラバーです。回転量の多さが特長ですが、食い込みが良いため扱いやすさもウリです。同じ55度で比べると、ベストな体勢で打てた時には『ドラゴングリップ』のほうが粘着らしい重い球質が出せます。ただ、ラリー全体では『ドラゴンパワー』のほうが安定して良いボールが打てるでしょう」(塩野さん)

 この『DNA ドラゴンパワー』で最も硬い57.5度について、「ぼくがフォア面のラバーに求めていた性能を備えた理想のラバー」と絶賛するのは及川瑞基(岡山リベッツ)。及川は「不十分な体勢での打球でも回転をかけて打つと、クセ球になって得点につながる」と語り、現在愛用中だ。

 編集部員が試打したところ、57.5度は粘着らしい明確な個性と高いポテンシャルが感じ取れたが、中級者が実戦で扱うのは難しい。最も軟らかい52.5度なら十分に性能を引き出せそうだが、スポンジが軟らかいと尖った個性も減り、「マイルドな回転系ハイエンドラバー」といった使用感になる。

 粘着テンションに興味はあるが、選択肢の多さに悩んでいる人は多いだろう。中級者の貴方は、数値以上に食い込みの良い『DNA ドラゴンパワー』52.5度から試してみよう。背伸びをすることなく、トレンドの粘着テンションの良さを体感できるはずだ。

トップシートが肉厚で粒が低めの回転重視設計 (写真のスポンジは52.5度)

スティガ
DNAドラゴンパワー

●微粘着テンション裏ソフトラバー
●¥9,350(税込) ●厚さ:特厚
●スポンジ硬度:52.5・55・57.5度
●スティガ・スポーツ・ジャパン㈱ :03・5604・9395
https://stigasports.jp/

 

photo >> Yoshinori Eto
text >> Hiromoto Takabe

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