【女子1部】
1位:中央大(7勝0敗)
2位:日本体育大(6勝1敗)
3位:専修大(5勝2敗)
4位:日本大(4勝3敗)
5位:早稲田大(3勝4敗)
6位:筑波大(3勝4敗)
7位:東京富士大(1勝6敗)
8位:大正大(1勝6敗)
★殊勲賞:枝廣愛(中央大)
◆最終日の対戦
〈中央大 4-3 専修大〉
枝廣 7、-8、5、-10、-10 出澤○
○髙橋 5、10、-6、9 中山
○武山 4、3、5 町田
工藤/枝廣 -5、-4、4、-10 船場/出澤○
藤田 4、5、5 船場○
○工藤 -10、4、9、-4、3 陳ヶ尾
○川北 6、6、7 立川
女子は中央大が7戦全勝の圧倒的強さを見せ、昭和58年以来、40年ぶりの春秋連覇を達成。第6戦が終了した時点で優勝を確定させた中央大は、最終日に専修大と対戦。
1番は枝廣と出澤のエース対決。試合中盤までは枝廣のペースで試合が進み、ゲームカウント2-1とリードするも、4・5ゲーム目をともにジュースで奪われ逆転負けを喫する。
2番の髙橋、3番の武山が勝利するも、4番のダブルスでは工藤/枝廣が船場/出澤に、5番の藤田が船場に敗れたことでマッチカウント2-3と窮地にたたされる。
しかし、ここから中央大が女王の底力を発揮。同時進行で行われた6・7番では、7番の川北が異質ラバーを使った球質差で勝負する立川に対し、ラリーで主導権を握らせずにストレートで勝利。6番の主将・工藤は陳ヶ尾とフルゲームまでもつれるも、前陣でのピッチの速いラリー戦で打ち勝つと、4年生の意地を見せる勝利をあげた。
正直なところ、「強すぎる」というのが率直な感想。最終戦の専修大戦こそ7番までもつれたものの、日本体育大、東京富士大、大正大、筑波大にはストレート、日本大に4-1、早稲田大に4-2という成績はさすがとしか言いようがない。4年生の工藤、藤田、藤森は抜けるものの、髙橋や枝廣などの強力なメンバーが残る中央大。来年以降こそはグランドスラム達成を狙う。
「やっぱりリーグ戦はきついですね。ぼくがこんなことを言っちゃダメだけど、選手はもっときついと思う。体もメンタルも相当きつい中でこれだけの結果を残してくれて、本当にすごいと思います。
戦力的には頭が抜けているわけではなくて、どの大学にも良い選手がいるので、接戦をどうやってものにするかが重要だった。枝廣が常に前半で出場して、相手のエースと当たっても勝ってくれるっていうのはすごく大きい。ダブルスも合わせると前半の4本のうち2点を取れるということが勝ちにつながる大きなポイントですね。
(1年生の起用について)4年生が最後のリーグ戦ということもあるけど、常に次がくるので、来年のことを考えた時に、経験を積ませるという意味で何回か起用したいという思いはありました。そこで結果を出した選手もいれば、惜しい選手もいた。この経験を今後に活かしてもらえればと思います。
最終戦が終わった後、4年生にはねぎらいの言葉、残りの選手には来年以降もこの位置をどう守るか、各個人のどこを強化しないとこの位置を守れないのか、というのを認識した上でこれからの練習に取り組んで欲しいという話をさせてもらいました。来年はリーグ戦はもちろん、インカレで勝ちにいきたい。そこを一番の目標にしてやっていきたいと思います。
4年間という限られた時間の中で、リーグ戦は8回、インカレは4回。できるだけ良い成績を残して学生には巣立って行ってほしいなと思います。」(矢島監督)
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