卓球王国 2025年7月22日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
WTT横浜

WTT横浜、松島がモーレゴードに敗れ、橋本は孫にゲーム先取するも敗戦「対応力の差を感じた」

五輪・世界のメダリストであるモーレゴード(スウェーデン)と対戦した松島輝空(木下グループ)は、激しく攻め立てたものの、モーレゴードの巧みなブロックとカウンターの前に、あと一歩及ばず敗れた。
橋本帆乃香(デンソー)は世界チャンピオンの孫穎莎に対し、素晴らしい出足で第1ゲームを先取。しかし、それがまるで孫穎莎の攻撃スイッチを押したかのように、緩急をつけたドライブとフォアからのストレート強打でミスを誘われ、1−3で敗れた。

五輪メダリストのF.ルブラン(フランス)は安宰賢(韓国)にゲームをリードしながら、最終ゲームをジュースで落とし、敗れた。ルブランの両ハンドドライブをうまくブロックしてからのフォア強打が冴えた。ドーハでの世界選手権に続いての敗戦となった。

松島輝空のコメント
「1ゲーム目の前半は良くなかった。あと1球というところで自分がミスをしてしまった。9−9の場面ではサービスで迷ってしまい、それが敗因です。サービスとレシーブが鍵になるので、もっと技術を高めていけば勝てるようになると思います」

橋本帆乃香のコメント
「対策はしていましたが、どのパターンで得点できるか確信が持てませんでした。映像を見て、これまでカットマン相手にどこでミスしていたのかを考え、第1ゲームはそれがうまくいきましたが、それ以降は全く通用しませんでした。対応力の差を痛感しました。
負けはしましたが、試合ができてよかったです。相手は強打ではなく、こちらがミスするまで粘り強く返してくる感じでした。自分も賭けでサービスや展開をいろいろ変えましたが、最後のほうは全く通用しませんでした」

カットで粘り、要所で攻撃を繰り出す橋本帆乃香。1ゲームを先取した時には「いける」と思わせたが、2ゲーム目以降の孫は完璧だった

●男子2回戦

モーレゴード(スウェーデン)3(9、8、−9、7)1 松島輝空(日本)

向鵬(中国)3(−7、8、7、8)1 グルーツ(デンマーク)

安宰賢(韓国)3(−3、4、−5、9、12)2 F.ルブラン(フランス)

●女子2回戦

蒯曼(中国)3(5、9、8)0 スッチ(ルーマニア)

孫穎莎(中国)3(−6、5、5、1)1 橋本帆乃香(日本)

 

 

関連する記事