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全日本ホカバで5連覇の松島美空、兄の輝空と「ほぼ」並んだ。その将来に期待

大会前に兄・輝空からアドバイス「みんなが向かってくるけど焦らないで」

昨日に終了した全日本選手権ホープス・カブ・バンビ(通称ホカバ)のホープス(小学6年生以下)女子で、京都の松島美空(まつしま・みく/田阪卓研)が5連覇を達成した。

ホカバは、日本のジュニア選手にとって将来世界で活躍するための「登竜門」と言われる大会だ。過去に6連覇を果たした選手は福原愛、張本智和、そして美空の兄・松島輝空の3人だけ。松島美空も、2020年はコロナ禍で大会が中止となっていなければ、6連覇の可能性があった。

「去年までは1点取られるとイライラしていたけど、今年は1点取られても大丈夫だと思えました。お兄ちゃん(輝空)には大会前に『みんなが向かってくるけど焦らなくていいよ』と言われました。優勝できたので今回は100点です」と、優勝後に笑顔で語った。

6連覇を果たした3人がいずれも世界で結果を残していることを考えれば、美空の可能性も十分に推し量れるだろう。特にこの1年でTリーグに京都から出場するなど実戦経験を積み、身長も152cmまで成長。明らかにボールに威力が増し、同年代では敵なしの状態だ。今後さらに強い相手と練習し、質を高めれば、世界で戦える選手になるはずだ。

今大会では、次女の愛空(あいら)もカブ女子(小学4年生以下)で優勝するなど、姉妹そろっての活躍を見せた。世界のトップで活躍する張本美和(17・木下グループ)より5歳年下の美空が力をつければ、日本女子卓球の層は一段と厚みを増すだろう。

*写真は松島美空(左)と愛空

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