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中学選抜、女子は接戦をくぐり抜けた明徳義塾が優勝。チーム力見せつけ、6度目のV!

中学選抜、女子は過去5度の選抜優勝を誇る明徳義塾(高知)が6年ぶりに王座奪還を果たした。

●準々決勝
明徳義塾中 3-1   長森中
山陽学園中 3-0  越谷富士中
武蔵野中 3-2   益田中
横浜隼人中 3-1  中間東中

●準決勝
明徳義塾中 3-1   山陽学園中
横浜隼人中 3-1  武蔵野中

●決勝
〈明徳義塾中 
3-1 横浜隼人中〉
   伊東紅葵 -13、10、-7、-5  牛島みほろ○
○村田愛心 7、6、8  馬場菜々美
市場小春/寺野叶萌 -12、7、4、8  岡田希泉/宮田柚
水元心愛 6、3、9 持田桜奏

女子優勝の明徳義塾は、準々決勝で長森(岐阜)、準決勝で山陽学園(岡山)に苦しみながらも、それぞれ3-1で勝利して決勝へ。横浜隼人(神奈川)との決勝では、先に試合を終えた2番の村田が馬場をストレートで下し、先制点を挙げたが、1番の伊東が牛島との左腕対決に敗れて前半1-1。

村田が冷静なプレーで貴重な先制点をもたらすも、2番が敗れ1−1

ダブルスと4番がほぼ同時進行となる中、2度のフルゲームを制してきた市場/寺野がここでも勝負強さを発揮し、粘り強い隼人ペアを3-1で振り切った。続く4番の水元も、しゃがみ込みサービスからの強打を武器に、ペンドラの持田を3-0で抑え、チームの6年ぶりの優勝を決めた。

準々決勝から決勝までの3試合は、いずれも1-1で迎えた3番のダブルスが勝利し、優勝の大きな要因となったと佐藤監督は試合後に語った。

要となった市場/寺野のダブルス。勝負強さが光った

明徳義塾の先輩たちも応援に駆けつけ、熱い声援を送った

優勝の明徳義塾

横浜隼人は、2年生2人・1年生4人のメンバーで戦い、準優勝という好成績を残した。昨年大会では、準々決勝の益田戦5番で敗れていた牛島が、今大会では準々決勝の中間東戦、そして決勝でも勝利を挙げるなど、着実な成長を見せた。

決勝で1点を奪った牛島

準優勝の横浜隼人

3位は武蔵野中と山陽学園。武蔵野は卓球未経験者もいる中、準々決勝の益田戦に3-2で勝利し、8年ぶりの入賞を果たした。昨年大会では中間東に敗れ、ベスト8に終わった山陽学園は成績アップの3位。準決勝では面手が2番で勝利し、3番ダブルスも先に2ゲームも奪うなど、勝機も十分にあったがわずかに及ばず。

3位の武蔵野

3位の山陽学園

 

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