●女子シングルス3回戦
早田ひな 7、-7、7、-9、6、10 マテロバ（チェコ）
大方の予想では、早田が圧勝するかと思われていたこのカード。チェコの34歳のベテラン、マテロバが意地を見せた。恵まれた体格から放つ両ハンドの強打は早田に引けを取らず、また後陣まで下がってラリーを展開する女子選手離れしたダイナミックなプレーで観衆を沸かせた。
一方の早田は打ち急いでミスをする場面も見られたが、最後はさすがの安定感と冷静さで粘るマテロバを振り切った。
「（相手は）足が軽くて結構フットワークがあって、すごくボールも取れるし、威力がある選手だなと、ビデオを見て思っていました。ただ、試合をしてみて、自分の目で見えているものと実際に来ているボールに違いがありすぎて、最後までフィットしなかった感じです」と、やや不完全燃焼感のあるコメントだった試合後の早田。
課題を修正し、次戦はもっとパフォーマンスを上げていきたいところだ。
4回戦は中国の石洵瑶と対戦する早田。「我慢する部分と勝負にいく部分。そういったところで自分自身を整えていきたい」と抱負を語った
早田に対し健闘を見せたマテロバ。早田の攻撃を後陣からさばく大胆な戦法が光った
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