●女子シングルス3回戦
伊藤美誠 7、9、9、-9、-2、9 バヨル(ポーランド)
序盤は伊藤のストレート勝ちかと思われたが、最後まで目が話せない試合展開となった。伊藤は立ち上がりから3ゲームを連取しながら第4ゲームを競り負けると、第5ゲームは2-11とワンサイドで失う。第6ゲームもなかなか相手を引き離せずに終盤を迎えたが、最後はゆるいバックハンドを効果的に使い、冷静に仕留めた。
「(相手は)裏裏(両面裏ソフトラバー)の選手なんですけど、結構前陣にいて、前陣カットマンみたいな感じで結構やりづらかった。元々は幅があるというのはわかっていたんですけど、思った以上にいろんなことをしてくる選手だなと思いました。ブロックしたりツッツキしたりと、あんまり攻めてこない選手だったので、ちょっとキツかったです。でも、最後は結構落ち着いて緩急をつけたりできたので良かったかなと思います」(伊藤のコメント)
相手のバヨルは伊藤に先に打たせる戦術を多用して健闘。今大会、日本女子はややヨーロッパ選手に苦戦する傾向が見られる。やはりここは世界選手権。ライバルは中国だけではないのだ。
「相手選手に慣れないまま第3ゲームまで進んでしまった」と、苦戦の原因を語った伊藤
相手に先手を取らせる「後の先」的な戦術で伊藤を苦しめたバヨル
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