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原一、馬渡伊吹が初優勝。『パラIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会2025』

7月12・13日、(一社)日本知的障がい者卓球連盟主催『パラIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会2025』が、神奈川県立スポーツセンター スポーツアリーナ1で開催された。

同大会は、知的障がい者卓球の日本一を決定する大会で、IPC(国際パラリンピック委員会)の基準に則り、公式会場、公式審判員、公式競技規則により大会が運営された。

開催種目は、一般の部〈男女シングルス、男女ダブルス〉、ダウン症の部〈男女シングルス〉の計6種目で、同連盟主催大会初となる200名以上がエントリーした中、各種目で優勝が争われた。

一般の部のシングルスを制したのは、男子は原一(㈱レゾナック・ガスプロダクツ/滋賀)、女子は馬渡伊吹(八戸卓球アカデミー/青森)で、ともに初優勝。馬渡はダブルスでも優勝し、二冠に輝いた。

優勝した原・馬渡両選手には、2025年10月に北京で開催の「アジアパラ選手権」、2026年1月に東京で開催の「天皇杯・皇后杯 2026年全日本卓球選手権大会(一般シングルス)」への推薦出場権が与えられた。

 

各種目の記録は以下の通り

【男子シングルス】(ベスト16にランキング証、3位まで表彰)
優勝:原一(㈱レゾナック・ガスプロダクツ/滋賀)
準優勝:竹守彪(TOMAX/千葉)
3位:浅野俊(青嵐クラブ/神奈川)

4位:北道湧斗(ルネサンス大阪/大阪)
5位:吉田友也(㈱トラストシステム/滋賀)
6位:山本駿太(フォレストTTC/佐賀)
7位:緒方碩(大槻卓球場/大阪)
8位:藤原立(田阪卓研/京都)
9位:村上竜空(KTC/福岡)
10位:島根大貴(TOMAX/千葉)
11位:川本健太(キラキラ雲南/島根)
12位:地白光佑(向陽台高校古川学園/三重)
13位:吉川碧人(ニッパツ・ハーモニー/神奈川)
14位:福井昂孔(㈱絆サンセリテナショナル/滋賀)
15位:野村健太(ブロックス/熊本)
16位:岡島葵(上桂卓球場/京都)

男子シングルス入賞者。左から3位の浅野、優勝の原、準優勝の竹守

 

●男子フレンドリートーナメント(予選リーグ3・4位のトーナメントで表彰なし)
1位:伊藤翼(スペシャルオリンピックス日本・東京/東京)
2位:北川大地(横浜太洋クラブ/神奈川)
3位:片寄一(五月が丘中学校/広島)
4位:野中晨光(卓球ラウンジぴんぽん/東京)

 

【女子シングルス】(ベスト8にランキング証、3位まで表彰)
優勝:馬渡伊吹(八戸卓球アカデミー/青森)
準優勝:岩浅琴音(NKT/新潟)
3位:和田なつき(㈱内田洋行/大阪)

4位:山口美也(㈱日立ハイシステム21/滋賀)
5位:櫨山七菜子(青葉クラブ/埼玉)
6位:伊藤槙紀(CTCひなり㈱/神奈川)
7位:古川佳奈美(博多卓球クラブ/福岡)
8位:山本美貴子(シスメックスハーモニー(株)/兵庫)

女子シングルス入賞者。左から3位の和田、優勝の馬渡、2位の岩浅

●女子フレンドリートーナメント(予選リーグ3・4位のトーナメントで表彰なし)
1位:坂本千梛(宇都宮文星高校/栃木)
2位:森さくら(昇陽高等学校/大阪)
3位:村田爽(ぬまたくクラブ/静岡)
4位:上川亜美(GSTP/岐阜)

 

【男子ダウン症】(1位のみ表彰)
優勝:善當竜也(TOMAX/東京)

【女子ダウン症】(1位のみ表彰)
優勝:川久保美鈴(ポート長崎/長崎)

ダウン症の部優勝者。左から女子優勝の川久保、男子優勝の善當

 

【男子ダブルス】(3位まで表彰)
優勝:竹守彪・島根大貴(TOMAX/千葉)
準優勝:地白光佑・和田颯斗(向陽台高校古川学園/三重)
3位:福井昂孔(㈱絆サンセリテナショナル/
滋賀)・北道湧斗(ルネサンス大阪/大阪)
4位:桑田拓弥(星野クラブ/広島)・玉野宏武(日本製鉄/山口)

男子ダブルス入賞者。左から準優勝の地白・和田、優勝の竹守・島根、3位の福井

 

男子ダブルス3位の北道(左)。右は日本知的障がい者卓球連盟の武居会長

 

【女子ダブルス】(3位まで表彰)
優勝:馬渡伊吹(八戸卓球アカデミー/青森)・岩浅琴音(NKT/新潟)
準優勝:津田彩花(TIT/群馬)・藤木希望(白猫卓球瓶/佐賀)
3位:伊藤槙紀(CTCひなり㈱/神奈川)・川﨑歩実(㈱トラストシステム/広島)

※予選3リーグのため4位はなし

女子ダブルス入賞者。左から3位の川﨑・伊藤、優勝の馬渡・岩浅、2位の藤木・津田

 

 

大会の詳細は(一社)日本知的障がい者卓球連盟公式サイトに掲載

 

 

●写真提供:(一社)日本知的障がい者卓球連盟

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