卓球王国 2024年4月22日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
トピックス

パラ卓球 竹守彪、和田なつきが全日本卓球2024シングルス推薦枠を獲得。パラIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会2023

6月16~17日に神奈川・横浜武道館で「パラIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会2023(第26回)」が開催された。12月に開催される「パラID全日本卓球選手権大会」と並ぶ、知的障がい者卓球の国内ビッグゲームであり、今大会のシングルス優勝者は、2024年1月に開催される「全日本卓球選手権大会(一般の部)」男女シングルスの推薦出場枠を得られる。

男子シングルス優勝は竹守彪(TOMAX/上写真左)。東京パラリンピック代表(5位入賞)で、長く日本のトップで活躍を続ける竹守は、同じく東京パラ代表の加藤耕也を決勝で3-1で下し、通算6回目の優勝となった。

また女子シングルス優勝は和田なつき((株)エレファントTTC卓球場/上写真右)。和田は22年11月の「Virtusオセアニア・アジアゲームズ2022」(オーストラリア・ブリスベン)混合ダブルス優勝、女子ダブルス3位などの実績を持つ期待の若手。準決勝で東京パラ代表の古川佳奈美を、決勝では馬渡伊吹をストレートで下して、初優勝となった。

全日本卓球2024から、日本卓球協会加盟のパラ系3団体(日本肢体不自由者卓球協会、日本知的障がい者卓球連盟、日本ろうあ者卓球協会)に、一般の部シングルスの推薦枠が設けられる。肢体不自由では、6月3日に開催された「2024年全日本卓球選手権大会(一般の部)第1回予選会(肢体の部)」優勝の岩渕幸洋(協和キリン)と中村望(花野井クラブ)が、すでに推薦枠を獲得済み(関連記事はこちら)。そして今回のパラID大会で竹守彪、和田なつきが推薦枠を獲得。また10月7~8日に日本ろうあ者卓球協会の予選会が行われ、あわせて男女3名ずつが全日本卓球2024に推薦出場となる。

●男子シングルス上位
①竹守彪(TOMAX)★6回目の優勝
②加藤耕也(あいおいニッセイ同和損保)
③山本駿太(フォレストTTC)
④浅野俊(PIA)
⑤原一((株)レゾナックガスプロダクツ)
⑥久保貴裕(旭川陵雲卓球クラブ)
⑦島根大貴(TOMAX)
⑧福井昂孔(FORTUNA)

●女子シングルス上位
①和田なつき((株)エレファントTTC卓球場)★初優勝
②馬渡伊吹(柏崎クラブ)
③古川佳奈美(えん・コミュニケションズ)
④櫨山七菜子(青葉クラブ)
⑤岩浅琴音(NKT)
⑥美遠さゆり(とらい夢)
⑦川﨑歩実(日立ハイシステム21)
⑧太田歩美(三菱重工)

●男子ダブルス上位
①島根大貴(TOMAX)/竹守彪(TOMAX)★3連覇
②藤原立(田阪卓研)/川本健太((株)キラキラ雲南)
③加藤耕也(あいおいニッセイ同和損保)/原一((株)レゾナックガスプロダクツ)
④栩木順平(YST)/村中来輝(さくら組ジュニア)

●女子ダブルス上位
①伊藤槙紀(CTCひなり株式会社)/川﨑歩実(日立ハイシステム21)★4回目の優勝
②木村はるみ((株)新陽ランドリー)/美遠さゆり(とらい夢)
③上川亜美(GSTP)/清水楓夏(GSTP)

●男子シングルスフレンドリートーナメント上位
①桑田拓弥(呉夢TTC)②櫻井伸彬(個人)③堀内信雄(東戸塚CC)④金森拓真(謙信上越)

●女子シングルスフレンドリートーナメント上位
①今井紋加(田阪卓研)②津田彩花(TIT)③佐藤姫璃(飛鳥未来)④戸塚詩織((株)トラストシステム)

前列左から和田なつき、伊藤槙紀、川﨑歩実、木村はるみ、美遠さゆり、古川佳奈美、清水楓夏、上川亜美、馬渡伊吹。後列左から山本駿太、川本健太、藤原立、竹守彪、島根大貴、加藤耕也、原一(写真提供:日本知的障がい者卓球連盟)

 

関連する記事