混合ダブルス1回戦
吉村真晴/大藤沙月 8、7、7 アイザック・クエク/曾尖(シンガポール)
男子ダブルス1回戦
張本智和/松島輝空 4、5、1 デイ/モリソー(ニューカレドニア)
男子シングルス1回戦
松平賢二 8、7、3、10 ブルサ(アルジェリア)
大会2日目の後半、日本勢は混合ダブルスの吉村/大藤がリズムの良いコンビネーションを見せてシンガポールペアを一蹴した。
「とりあえずホッとしてますね。相手も勢いのある選手ですし、こうやって世界選手権で戦って、そして勝つことっていうのは簡単なことじゃないので。今日は本当に大藤さんに助けられた部分もたくさんありましたし、自分自身もあまりプレッシャーを感じることなく試合できたなと思ってます」(吉村)
「ここ最近本当にコンビネーションが良くなってると思ってて、その部分が今回出せたので、少し自信になりました。(吉村)真晴さんは、組んでいく中で対応能力が本当に高いなって感じます」(大藤)
非常に息の合ったコンビネーションを見せた吉村/大藤(手前)。連続ドライブの滑らかさは見ていて気持ちが良い
インタビューでは笑いがこぼれるシーンも。10歳差ながらコミュニケーションもバッチリだ
レベルの高さを見せたアイザック・クエク(左)/曾尖のシンガポールペアだったが、吉村/大藤のテンポの速さとコース取りについていけなかった
男子ダブルスでは、張本/松島が貫禄のストレート勝ち。全く危なげない内容で2回戦にコマを進めた。
「(松島は)サービスももちろんうまいですし、レシーブもチキータとか一発で決めてくれるので、初めての世界卓球でミスもあるかなと予想してたんですけど、昨日のミックスも今日のダブルスもすごくミス少なく、良い入りだったかなと思います」(張本)
「自分が得意としているのはサービスとチキータなので、そこは昨日の初戦も、今日のダブルスもいい形でできました。明日からもしっかりやりたいです」(松島)
「松島選手のサービスやチキータから始まって、ぼくもそれに乗っかるように3球目、4球目を攻撃できる」と張本(右奥)はインタビュー中、松島の仕掛けを絶賛
ニューカレドニアのベテランペア、デイ/モリソー。さすがに世界ランキング2位の張本/松島には圧倒されてしまったが、精一杯のプレーを見せた
そして、日本チームのしんがりとして男子シングルスに登場したのは、最年長の36歳・松平賢二。時に豪快に、時にテクニカルにプレーし、12年ぶりの出場となる世界卓球の初戦を見事な勝利で飾った。
「ちょっと(試合開始の)時間が早くなったりとか、日本チームが全員勝ってるとか、いろんなプレッシャーももちろんありましたが、これまでの積み重ねでいろいろ経験してきたので、それを全部シャットダウンして、クリアにコートに立てたという、そこのメンタリティの強さは、今までにないところだなと自分で思いました。パニックになることなく、いつもどおりのプレーができたのは、今回の一番良かった点かなと思います」(松平)
第4ゲームは9-10から強烈なバックハンド連打でピンチを脱出した松平。「思い切るところは思い切ろうというのが、いいところで出ました」
スタンドからは妻と娘も日本チームスタッフと一緒にパパを応援。「奥さんと子どもが来てるのも大きかった。心強かったですね」(松平)
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