WTTスターコンテンダーリュブリアナは最終日を迎え、男女シングルス、混合ダブルスの優勝者が決定した。
日本勢では、早田ひな(日本生命)が女子シングルスと張本智和(智和企画)との混合ダブルスで優勝を飾り、WTTコンテンダーザグレブに続く2大会連続での2冠達成を果たした。
早田は準々決勝でユエン・ジアナン(フランス)と対戦。相手に2ゲームを先行され、1ゲームを奪い返して迎えた4ゲーム目にはマッチポイントを握られ、敗戦の瀬戸際まで追い詰められるもジュースで切り抜け、フルゲームの死闘を制した。続く準決勝では張本美和(木下グループ)に3−0、決勝では伊藤美誠(スターツ)と平野美宇(木下グループ)と日本選手を2連破、準決勝で申裕斌(韓国)を破って勝ち上がってきたパヴァデ(フランス)を4−0で下した。
◆女子シングルス準決勝
早田ひな 6、11、5 張本美和
パヴァデ 9、8、18 申裕斌
◆決勝
早田ひな 4、10、6、3 パヴァデ
張本智と組んだ混合ダブルスでは、準決勝で呉晙誠/田志希(韓国)を0-2の劣勢から逆転すると、決勝ではパリ五輪の第2、第3シード争いを続けている林鐘勲/申裕斌(韓国)をゲームオールの接戦で下し、シード争いのポイント差を縮めた。
◆混合ダブルス準決勝
林鐘勲/申裕斌 13、6、7 ロブレス/シャオ(スペイン)
張本智和/早田ひな -12、5、-9、3、8 呉晙誠/田志希
◆決勝
張本智和/早田ひな 3、-5、7、-8、5 林鐘勲/申裕斌
男子シングルス決勝はカルデラノ(ブラジル)とF.ルブラン(フランス)の顔合わせになり、前〜中陣の両ハンドドライブで勝ったカルデラノが好調のF.ルブランをストレートで下し、優勝を手にした。
日本勢では張本智がA.ルブラン(フランス)、O.アサール(エジプト)、オフチャロフ(ドイツ)を破り、3位。準決勝でF.ルブランにゲームオールで敗れたが、連戦が続く中で単複で好調を維持した。
松島輝空(木下グループ)はモーレゴード(スウェーデン)に勝ったが趙大成(韓国)に敗れてベスト8。戸上隼輔(井村屋グループ)は初戦でファルク(スウェーデン)にストレート負け、篠塚大登(愛知工業大)は2回戦でグルーツに2-3で敗れた。
◆男子シングルス準決勝
F.ルブラン 4、9、-11、-2、6 張本智和
カルデラノ 7、2、10 趙大成
◆決勝
カルデラノ 9、5、7、9
なお、各種目の入賞者は下記のとおり
〈男子シングルス〉
優勝:カルデラノ(ブラジル)
準優勝:F.ルブラン(フランス)
3位:張本智和(智和企画)、趙大成(韓国)
〈女子シングルス〉
優勝:早田ひな(日本生命)
準優勝:パヴァデ(フランス)
3位:張本美和(木下グループ)、申裕斌(韓国)
〈男子ダブルス〉
優勝:K.カールソン/シェルベリ(スウェーデン)
準優勝:ゴーズィ/A.ルブラン(フランス)
3位:李尚洙/呉晙誠(韓国)、プツァル/ヨルジッチ(クロアチア/スロベニア)
〈女子ダブルス〉
優勝:長﨑美柚/木原美悠(木下グループ)
準優勝:田志希/朱芊曦(韓国)
3位:ディアコヌ/シャオ・マリア(ルーマニア/スペイン)、パラナン/S.サウェータブット(タイ)
〈混合ダブルス〉
優勝:張本智和/早田ひな(智和企画/日本生命)
準優勝:林鐘勲/申裕斌(韓国)
3位:ロブレス/シャオ・マリア(スペイン)、呉晙誠/田志希(韓国)
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