<卓球王国2024年3月号より>
ド直球なネーミングで昨春登場した『粒高ブレードC』。ペンの両面に粒高ラバーと裏ソフトなどを貼る異質反転攻守プレー、通称「ペン粒」に特化したアイテムだ。その特性をネーミングで明確にアピールした点が功を奏し、卓球王国WEB用具売上ランキングでは上位に入るなど、売れ行き好調。年間の優れた用具を選ぶアンケート企画「ベストギア・オブ・ザ・イヤー2023」でも、ペンラケット部門で2位に選ばれた。
ひと口に「ペン粒」と言っても、ブロックで粘り切るタイプから攻撃的なタイプまで、スタイルはさまざまだ。ペン粒の選手は5枚合板のモデルを選ぶことが多いが、その中でも極端に弾みを抑えたブレードを選ぶ選手も、適度な弾みのブレードを選ぶ選手もいる。
この『粒高ブレードC』の合板設計は「弾みは控えめのバランスタイプ」。板厚は5.3㎜と薄めで、相手の打球の威力を吸収しやすく、ブロックを台に収めやすい。
一方で中芯の木材には、やや重量がある木材を採用。そのため、ラケット自体が極端に軽くなり過ぎず、相手の打球に負けないブロックが可能だ。攻撃用ラケットと比べるとスピード不足は否めないが、高性能な裏ソフトを貼れば、その回転力を活かしたドライブが打ちやすい。
また、ブレード形状にも注目したい。ブレードサイズが大きいほど弾みは抑えられて、スイートエリアも広くなるが、このモデルでは切り替えや反転のしやすさを重視して、操作性の高いコンパクトサイズを採用した。
グリップ形状も薄いのが特徴的。さらにグリップ部のブレードの側面付近が平らになっており、実際に握るとラケット面の角度をフィンガーワークで的確に調整できる感覚がある。グリップ形状は人によって好みが分かれるが、多くの人が操作性の良さを感じるのではないだろうか。
粒高用ということで、単純に弾みを抑えただけでなく、細部へのこだわりが感じられる『粒高ブレードC』。用具にうるさいユーザーが多いこのニッチなジャンルにおいて、定番モデルとして定着していきそうな1本だ。
●守備用中国式ペンラケット
●¥8,800(税込) ●木材5枚
●板厚:5.3㎜ ●ブレードサイズ:158×150㎜
●平均重量:76g
●日本卓球㈱ お客様相談室 0120-82-0911
photo >> Yoshinori Eto
text >> Hiromoto Takabe
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