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インタビュー

【あなたの町の卓球ショップ vol.3】「他にはない店舗を目指したい」茨城県牛久市・サンスポーツ

 卓球用品をネットショップで買う人が増えている現代だが、町の卓球ショップにもたくさんの魅力がつまっている。そんな卓球ショップとその店の店員さんを紹介するWEB限定企画「あなたの町の卓球ショップ」。第3回となる今回は、茨城・牛久市に店を構える「サンスポーツ」さんをご紹介。

 東京都心からおよそ50キロ、茨城県南部に位置する牛久市。JR常盤線や国道6号が通っており、その交通アクセスの良さから開発が進み、都市と自然の調和を図りながらのまちづくりが進められている。そんな牛久市の卓球選手達を支えているのが「サンスポーツ」だ。

 

●豊富な試打ラケットと「サンスポーツ卓球館」

 1974年創業のサンスポーツ。「開業した時は総合スポーツ店でした」。そう語るのは副店長の佐藤雅俊さん。開業当時は幅広いスポーツ用品を扱っていたサンスポーツだが、約12年前に店の近くに大型スポーツ用品店がオープンし、ジャージやランニングシューズの売上が分散してしまったことから、メインを卓球と野球に切り替えた。「20年前に『サンスポーツ卓球館』が出来上がり、そこからもっと卓球を広めていこうと社長と話していました」(佐藤さん)。卓球売り場担当を務める佐藤さんは中学校で卓球部に入部するも、進学した高校に卓球部が無かったのと、元々ミニバスをやっていたことから、高校では卓球から離れクラブチームでバスケットボールに没頭。なぜまた卓球を選んだのかと聞くと「馴染みのないスポーツをやりたくて。当時はあまり卓球が人気ではなかったですからね」と、なんとも珍しい理由で卓球界に舞い戻ってきた。

 

 そんな佐藤さんは、サンスポーツの特徴の一つに店内にある試打台を挙げた。「店に試打台を一台おいて、ラケットも200本くらい用意しています。ラバーが高くなっているので、購入する前に性能を確かめたいというお客さんが増えてきました」(佐藤さん)。ネットショップが主流でラバーの種類も増えている現代では、自分にどのようなラバーが合っているかを分からずに買ってしまう人が多い。そのような人たちに対してアドバイスをして、その人に合ったラバーを提供するのがショップの役目だと語る。

店に設置されている試打台。壁には試打ラケットがびっしりと置かれている

 

 また、佐藤さんはサンスポーツのもう一つの特徴として、ショップに併設されている卓球場「サンスポーツ卓球館」を挙げる。「もともと社長が生涯スポーツに興味があって、年をとっても続けられるスポーツはなんだろうって考えた時に卓球場を作ろうとなりました」(佐藤さん)。約20年前にできた卓球場だが、現在では卓球台を12台設置し、コーチ6名、生徒数は約150名の超大型卓球スクールに。近所のママさんや中学生などが足を運び、全国レディースや全日本ラージにも積極的に参加。全国レディースでは団体ベスト8、全日本ラージでは混合ダブルス80で準優勝など、各部門で輝かしい成績を残している。

卓球台が12台設置できる広々とした卓球場には、毎日様々なレベルの生徒が足を運ぶ

コーチを務める大出恭平(右)/大出友美は全日本ラージ混合ダブルス80で準優勝に輝いた

今年の全国レディースでベスト8入りを果たしたUSHIKUサンスポーツのみなさん

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