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インタビュー

【あなたの町の卓球ショップ vol.2】「お客様からの『ありがとう』が原動力」茨城県日立市・ゼネラルスポーツ

 卓球用品をネットショップで買う人が増えている現代だが、町の卓球ショップにもたくさんの魅力がつまっている。そんな卓球ショップとその店の店員さんを紹介するWEB限定企画「あなたの町の卓球ショップ」。第2回となる今回は、茨城・日立市に店を構える「ゼネラルスポーツ」さんをご紹介。

 JR常磐線、常陸多賀駅から徒歩15分ほどの場所に店を構えるゼネラルスポーツは、今年で創業53年目のを迎える老舗で、毎月本誌に掲載される「用具ランキング」にもご協力いただいている。そんなゼネラルスポーツの店主を務めるのは大串博史さん。総合スポーツ店から卓球専門店へ転換した経緯やお店の特徴などを語ってもらった。

 

総合スポーツ店から卓球専門店へ 

ーーーゼネラルスポーツさんの歴史を教えて頂いてもよろしいでしょうか?

 創業は1969年です。父が創業しまして、今年で53年目になります。

 

ーーーお店に立ち始めたのはいつ頃でしょうか?

 私は今51歳なんですけど、約25年前からお店を継ぎました。創業した時は総合スポーツ店としての開業で、卓球専門店ではなかったです。私が店を継いで、何年か試行錯誤をして卓球専門店になりました。

 

ーーー創業当時はどのような商品を扱われていたのですか?

 何かひとつのスポーツをピックアップするのではなく、お客さんの要望に対応する感じでした。ただ、店の在庫としてはゴルフ用品が多かったですね。

 

ーーー総合スポーツ店から卓球専門店へ転換するのに、葛藤などは?

 葛藤はありましたね。父の時は日立の工場や会社でやっている部活などからの商品の注文が多かったけど、その注文数も減ってきていて転換期かなと。思い切ることによってお店がどうなってしまうのかという不安もありましたが、知り合いの方やお客様から「卓球専門店にした方が良い」「中途半端にスポーツ用品を置くなら、もっと見やすい方がいいんじゃないか」という意見もあり、思い切って卓球専門店にしました。

 

ーーー卓球以外の在庫はどうしたのですか?

 返品できるものは返品して、返品できないものは安くお出ししたりしました。それでも売れなかったものは未だに倉庫に眠っています。

 

ーーー卓球専門店になって、以前のお客さんが離れたりは?

 卓球以外のお客様は多少離れていきましたね。私が店を継ぐ前は会社の部活などからの注文が多かったですが、スタンスが変わりましたね。

 

ーーーどのようにお客さんを獲得していったのですか?

 知り合いのスポーツ店さんからお話を聞いて、まずは中学や高校の部活に顔を出して関係性を築いた方が良いと言われた。コネもあまりなかったですが、地域の学校を片っ端から回って、先生との関係を築いたり、自分もラケットを握って中学校の部活に参加したりました。そうすることで、卓球専門店があるということが徐々に認知されてきたのではないかなと思います。卓球専門店としてやっていけるなと感じたのは、私が店を継いでから2,3年経ってからですかね。

 

ーーーやはりお客さんは休みの日に来る事が多い?

 休日に来ることが多いですね。弊社のお客様は学生さんが多いので、平日は休日よりもご来店はやや少なめです。そのため、平日は学校さんに伺ったりします。その日の朝に「これ持ってきてよ」って連絡があって、その日の午後に何も用事がなかったら持っていくようにはしています。フットワークを良くして、「ゼネラルスポーツがあるから」っていう安心感を与えたいですね。

 

ーーーお店の商品は割引などは?

 若干割引はしています。商品にもよりますが、流石に3割とかは引いたりしないで、1〜2割引きとなります。ネットショップのように新製品を3割引とかはあまりしたくない。メーカーさんに「値引きをするな」と言われているわけではないですが、値引きをするとメーカーさんにとってもショップにとっても良くないと思います。メーカーさんのブランドイメージも下げてしまうし、ショップも安く見られてしまう。もちろん、安いのが悪いわけではないけれど、安いというイメージが先行してしまってそれだけになってしまうかもしれない。そうではなく、お客さんに「ここの店だから良い」っていう風に思ってもらいたい。値段以外でも、お客さんに喜んでもらえるサービスができたら良いですね。

2代目店主の大串博史さん。今回は電話での取材となったが、人柄の良さがひしひしと伝わってきた

卓球専門店として地域から愛されるゼネラルスポーツ。店内には、卓球用品が所狭しと並んでいる

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