豊富な卓球の知識を持つショップ店員。そんな店員さんがどのような用具を使用しているかが気になる人も多いはず。佐藤さんに現在の使用用具を聞いてみたところ、ラケットは『サムソノフフォースプロブラックエディション』にラバーは『ターゲットプロ GT-H47』と『ハモンドZ2』という中々渋い答えが返ってきた。「私なりに様々なラバーを試打しましたが、これが一番しっくりくるラバーでした。シートが食いついてくれる感触が強いです。ラケットは以前試打会で試打した時にとても感触が良かったので使用することにしました」(佐藤さん)。
卓球用具に関しては膨大な知識を持つ佐藤さん。やはり用具の相談に乗ることが多い。店に来るお客さんにどんな用具をすすめているのか聞いたところ、卓球を始めたばかりの初級者には『フライアットソフト』や『ファクティブ』のようなライトテンション系ラバーに、『ラティカ』や『アルティウスST5』などの比較的軽くて扱いやすいラケットを勧め、県大会に出場するような中級者になってくると、少しレベルを上げた『ファスタークG-1』や『DNAプロM』などのラバーをお勧めしていると言う。ラケットに関しては、中級者には本当は7枚合板を勧めたいが、使用者の筋力やラケット重力の関係から、より軽くて飛距離が出るインナー系のラケットをお客さんに提案しているそうだ。最近では、『リーンフォース』シリーズや『ファイヤーフォールFC』がよく売れるのだとか。
取材の最後に、佐藤さんにこれからのサンスポーツの目標を尋ねたところ、「他にはない、新鮮に思ってもらえるような店舗を目指したい」と話してくれた。試打場や卓球会館などの特徴は活かしつつも、商品をより綺麗に見せる「展示会」のような商品陳列で、「サンスポーツといえばこれ!」という特徴を作っていきたいのだと言う。確かに、昔ながらの古く小さなスペースに卓球用具が敷き詰められた卓球ショップも魅力的だが、展示会のように綺麗に卓球用具が並べられている卓球ショップもまた魅力的。従来の卓球ショップは、チェーン店の大型店舗でない限り「入店≒購入」というような風潮が強く、どこか気軽に入りにくい雰囲気があった。しかし、もし本当に展示会のような商品陳列が実現すれば卓球用具をより気軽に「見て楽しむ」ことができるようになり、卓球ショップへも足を運びやすくなるかもしれない。現状に満足せず、進化を続けようとするサンスポーツ。みなさんもぜひ、足を運んでみてはいかがだろうか。
【ショップPROFILE】
住所:茨城県牛久市南2-11-37
TEL:029-872-6460
営業時間:10時〜19時 水曜、木曜定休
サンスポーツHP:http://www.sunsports.jp/shop/index.html
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