「TSPは、一番馴染みのあるメーカーです。もともと愛知県はTSPが強くて、名電以外の学校もTSPのウェアが多かったですね。ボールもTSPを使っていました。他のメーカーももちろんあるんですが、『愛知=TSP』のイメージが強かったので、他メーカーはあまり営業にも来てなかったと思います。
だからTSPのウェアを着ることは、ぼくにとっては自然なことです。愛工大はOBの人もTSPが多かったし、今東京本社にいる藤井進さんには、相当かわいがってもらいました。ぼくと鬼頭(明/愛知工業大総監督)はいつも食事に連れて行ってもらっていたし、話も聞いてもらい、練習もしてもらいました。
VICTASに統合されて、TSPがなくなったことに寂しさは少しはありました。でもマイナスには考えませんでした。改革しているんだなと。すごいことですよ。VICTASができてまだ10年ほどですが、全日本チームのオフシャルサプライヤーになったり、大々的になっています。改革が成功しているのが伝わってきます。相当な活力だと思いますし、(松下)浩二さんだからできたと思います。メーカーのイメージも変わりましたね。発信力が高まりましたし、明るくなったと思います。
私が指導者になっても、VICTASはいつも親身になって、助けてくれました。
私事ですが、卓球人として生きている間に、または卓球と携わっている間に、学校の施設ではありますが卓球場を建てることができたことは喜びです。
誰でもできることではないと思っています。その時に一番関わり、積極的に手伝っていただいたのがVICTASです。感謝しかありません」
メーカーとしてチャレンジし、進化していくVICTAS。
今枝はそのVICTASのウェアをチーム全員でまとい、生徒をコートへ送り出す。
「インターハイは成長させてくれる大会です。だから無事に行われることを願います。もちろんいろんな制約があると思いますが、ぜひとも選手たちが思い切ってプレーできる環境を作ってほしい。前向きに選手ファーストの大会が行われることを願っています」
ツイート