●女子ダブルス準決勝
陳夢/王芸迪(中国) 8、10、−7、8 伊藤美誠/早田ひな(日本)
日本ペアも激しく攻めていくのだが、中国の守りの壁は厚く、1本多く返ってくる。「1ゲーム目を取って2ゲーム目をリラックスした状態でやりたかった」(伊藤)。2ゲーム目、8−10から10−10に追いついたゲームを惜しくも落としたのも悔やまれた。
3ゲーム目は11−7で取り返したものの、4ゲーム目6−6から8−6にしたあと、5本連取され、8−11で伊藤/早田のシンガポールスマッシュは終わった。
●−あと1本のところまでいった惜しい試合でした。
伊藤「本当に1本の怖さを感じた。3ゲーム目は取れたけど、1ゲーム目、何をしてよいかわからない状態になった。あれだけ競って、長く試合をすることで相手の引き出しを多く見ることができる。世界選手権までのつながりができたかなと思います」
早田「自分たちがもっともっと極めていかなければいけないことを教えてくれた試合でした。その中で自分たちの良さも出ていた。悪い状態の時に、思い切り展開を変えて試合を作ることができた。1ゲーム目、最低限2ゲーム目の中で展開を変えて、ゲームを1−1の状態に持っていかないと最後は難しいと感じました」
●−4ゲーム目も8−6でリードしていたけど、5本連取され、結果論ですが、あのゲームを取っていれば最終ゲームの流れもわからなかった。
伊藤「ゲームは負けている状態なので、相手からすれば追い詰められていても少し余裕があったと思う。こちらも負けている状態だから思い切ってできた面もあります。向こうからすれば取られたくないゲームなので、なんとか入れてきた。質の高い入れ方をしてきたのはさすが。私たちも悪くないし、思い切って攻めたゲームでした」
早田「8−6から私のレシーブ2本とサービス2本で取られてしまった。8−6からのチキータは悪くなかったが、次をもう一度チキータをやるべきか、フォアで行くべきか迷ってしまった。そのレシーブが浮いて相手に攻められてしまった。8−8からのサービスで私がいろいろな回転のサービスを出すことで回転が残って返ってきた。もっとサービスからの展開を練習しなければいけない」
●女子シングルス準々決勝
孫穎莎(中国) 3、−5、6、5、−7、−10、5 チュ・チョンヒ(韓国)
張瑞(中国) 6、11、−10、7、3 ハン・イン(ドイツ)
●男子シングルス準々決勝
カルデラノ(ブラジル) 7、10、2、2 アルナ(ナイジェリア)
カルデラノ「とても大変な試合で、とても良いプレーができた。アルナは厳しい相手で、リズムを変えようとしていたけど、よく対応できた。明日の馬龍戦はとても厳しい試合になるのはわかっているけど、自分のベストを出して、闘志を出して戦うよ」
アルナ「とても難しい試合だった。2ゲーム目は取りたかったし、それ以外のゲームももちろん取りたかった。相手もとても強かった。昨日の張本戦はとても良かったけど、今日は全く別の試合になった。相手もよく準備をしていたと思う。この大会は観客も自分のプレーも運営も素晴らしいものだった」
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