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4月から木下卓球アカデミーが開校。民間では唯一の男女混合育成機関の誕生

川崎にある木下グループの練習場

 

JNT(ジュニアナショナルチーム)の監督も務めた渡邊隆司氏が4月からGMに就任予定

 

 

Tリーグに男女2チームが参戦している木下グループ(東京・グループCEO木下直哉)が今年の4月1日から、「木下卓球アカデミー」を開校することを発表した。

練習拠点は、現在木下アビエル神奈川、木下マイスター東京がホームにしてる神奈川県川崎市の施設の中に設営予定。同施設内に教育機関、宿泊施設も併設し、JOCエリートアカデミーの民間版を開設し、将来の五輪代表、Tリーガーを育成する構想だ。

GM(ゼネラルマネージャー)にはJOCエリートアカデミー男子監督、JNT女子監督を務めた渡邊隆司氏を迎える。

その内容は・・・

1 アカデミーにはアスリートコース(対象:中高生)とジュニアコース(対象:U-6、小学生)を想定

2 今年4月には張本美和選手が入校予定

3 星槎グループと連携し施設内に2022年4月に学校を開校

4 施設内にアカデミー生用の寮を併設

5 プロモーション大会を予定  ※開催日は検討中

6 アカデミー生は木下アビエル、木下マイスター所属選手の指導を受講できる

大阪にはすでにジュニアの育成機関を持つTリーグ所属の日本生命レッドエルフやミキハウスがある。木下卓球アカデミーは東日本では唯一のTリーグの育成機関であり、男女混合では日本で唯一の民間育成機関となる。木下アビエル神奈川、木下マイスター東京には石川佳純、張本智和、水谷隼という世界で活躍するトップ選手が在籍し、練習しているが、このアカデミーの中から将来の五輪代表、メダリストが誕生することを期待したい。

日本の卓球は2008年からJOC(日本オリンピック委員会)が開設したJOCエリートアカデミーに当初多くの小学生を入校させ、その中から村松雄斗(ユース五輪メダリスト)、平野美宇(ワールドカップ優勝、世界選手権メダリスト、東京五輪代表)、張本智和(東京五輪代表)という選手たちが育成された実績を持つが、最近は選手数を絞っていた。

日本生命や木下卓球アカデミーという民間の活力を使うことで、小学生から一般のプロ選手までの日本スタイルの一貫指導で、世界の頂点を目指すことができる。

兄の智和を追いかけるように、将来を嘱望される張本美和が4月から木下卓球アカデミーに入校予定

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