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「松島、ブンデスリーガでプレー」の誤報が流れるほど、ドイツでも衝撃が走った全日本チャンピオン・松島輝空の勝ちっぷり

全日本選手権では、準決勝で世界ランキング3位の張本智和(智和企画)を力でねじ伏せ、決勝では五輪代表の篠塚大登(愛知工業大)に快勝した17歳の松島輝空(木下グループ)。
その圧巻のプレーは海の向こうにも衝撃を与えた。

世界最高峰のプロリーグ「ブンデスリーガ」を擁するドイツ。同国の卓球ネットメディア「マイ・ティッシュテニス」は、大会翌日に「日本の17歳・松島輝空の才能は素晴らしい」と絶賛。そのうえで、「彼は『世界ランキングを上げ、5月の世界選手権でメダル獲得できるように頑張ります。来シーズン、ドイツで挑戦する』とコメントした」と報じた。

しかし、これは完全な誤報だった。実際には、決勝後の篠塚のコメントを誤って松島の発言として引用したもの。来季ブンデスリーガに挑戦するのは篠塚であり、現時点でクラブからの正式発表はない。

優勝から4日後に行われた「卓球王国チャンピオンインタビュー」で、「ドイツのメディアが『松島輝空がブンデスリーガでプレーする』と報じましたが、行く予定はありますか?」と聞くと、松島は「行きません」ときっぱり否定。

ドイツの卓球メディアも、松島の圧倒的な勝ちっぷりに驚き、「ドイツに来るのでは?」という期待が入り混じった結果の誤報だったのかもしれない。

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