去る9月10日に開幕した2025年度秋季関東学生リーグ1部は、9月18日に東京・国立代々木第二体育館で大会最終日を迎えた。
女子1部は、最終日を前に5勝1敗同士で並んでいた早稲田大と中央大がともに勝利し、勝ち星は同数だったが、直接対決で中央大を下していた早稲田大に優勝の栄冠が輝いた。早稲田大は9期ぶりの優勝。春季リーグ5位から旋風を巻き起こしてのVだった。
勝てば無条件に優勝だった早稲田大。最終戦は、トップでエース格の小野が敗れる心配な立ち上がりだったが、2番の司が冷静な試合運びで勝って流れを引き戻し、3番では4年の宮脇が0-2と追い込まれたところからド根性で逆転勝ち。シーソーゲームとなった4番のダブルスも4年の主将・深谷の活躍で取り、5番では堀江が本間のカットを何とか攻略して粘り勝ち、チームに優勝をもたらした。
【最終戦の記録】
早稲田大 4−1 東洋大
小野 10, -7, -9, -6 山脇◯
◯司 10, 8, -8, 4 桧山
◯宮脇 -4, -8, 13, 6, 4 浦部
◯深谷・小野 9, -8, 5, -6, 4 上澤・山脇
◯堀江 12, -6, -9, 6, 7 本間
深谷 ―― 佐藤
大場 ―― 上澤
東洋大戦の3番で浦部に対し、0-2の劣勢から逆転勝ちした早大4年・宮脇
主将の深谷(中央)は決勝後の整列時、こみ上げる涙を抑えきれなかった。4年間の集大成を見せた大会だった
中央大 4-3 筑波大
日本体育大 4-3 専修大
國學院大 4-3 日本大
中央大は先に早稲田大が優勝を決める中、最後まで気力を振り絞って筑波大を下し、2位を確保。インカレ2位の東洋大はチームに勢いと明るさがあり、春季6位から3位と順位を上げて健闘した。春季優勝の筑波大は勝ち星を伸ばせず、悔しい4位となった。
下位グループは最終戦の結果が順位に大きく影響。まず先に勝利した日本体育大が最下位から脱出し、7位に。日本大との熱戦を制した國學院大が6位、敗れた日本大が最下位(8位)となった。
筑波大戦の2番で大逆転勝ちした兼吉を迎える笑顔の中央大ベンチ
雰囲気良く戦った東洋大。優勝した早稲田大とクロスゲームを展開した
【女子1部最終順位】
1位 早稲田大(6勝1敗)
2位 中央大(6勝1敗)
3位 東洋大(4勝3敗)
4位 筑波大(4勝3敗)
5位 専修大(3勝4敗)
6位 國學院大(2勝5敗)
7位 日本体育大(2勝5敗) 入替戦へ
8位 日本大(1勝6敗) 2部へ自動降格
※今大会の詳報は10月21日発売の卓球王国12月号に掲載されます
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