11月23〜30日の期間、ルーマニア・クルジュ=ナポカで開催されている「ITTF 世界ユース選手権 2025」は、11月24日までに男女団体戦の準決勝が終了。全4種目中、日本が3種目で決勝進出を決めた一方、中国がわずか1種目しか決勝に残れないという波乱含みの展開となっている。24日までの団体戦各種目、主な記録は以下の通り。(PHOTO:WTT)
〈U15男子団体戦〉
●準々決勝
日本 1-3 イタリア
◯平塚 11-3、11-9、11-4 トレヴィサン
小林 6-11、11-5、10-12、5-11 ファーゾ◯
栁本 9-11、11-4、9-11、17-15、13-15 カンパーニャ◯
平塚 6-11、11-4、8-11、15-13、4-11 ファーゾ◯

平塚はレベルの高いカットと攻撃を見せたが、4番でイタリアのエース・ファーゾにゲームオールの激闘の末、惜敗
●準決勝
イタリア 3-1 中国
◯トレヴィサン 7-11、6-11、11-5、11-8、11-8 于海洋
◯ファーゾ 11-5,3-11、11-9、7-11、12-10 周冠宏
カンパーニャ 6-11、11-9、6-11、8-11 王梓寧◯
◯ファーゾ 11-6、9-11、12-10、8-11、13-11 于海洋
チャイニーズタイペイ 3-2 韓国

日本戦、中国戦で連続して2点を叩き出したU15イタリア男子のエース・ファーゾ。荒々しい卓球が魅力だ
〈U15女子団体戦〉
●準決勝
日本 3-0 中国
◯村松 11-8、11-8、11-13、11-9 劉子菱
◯瓜生 11-8、9-11、11-8、7-11、11-8 祝啓慧
◯石田 11-6、11-9、6-11、2-11、11-8 趙王琪
韓国 3-0 インド

準決勝の中国戦で先陣を切ったエースの村松。ベンチでも笑顔で声を出し、ムードメーカーとしても大活躍
〈U19男子団体戦〉
●準々決勝
チャイニーズタイペイ 3-1 中国
●準決勝
日本 3-1 韓国
◯川上 11-9、11-5、11-3 キム・ガオン
◯吉山 11-4、11-7、11-6 崔志煜
渡部 11-9,8-11、11-6、10-12、6-11 チェ・ホジュン◯
◯吉山 11-6、11-13、11-7、11-9 キム・ガオン

エースとして強さを見せている川上。ポーランド戦ではレジンスキーを破り、韓国戦でも盤石の勝利
インド 3-2 チャイニーズタイペイ

準々決勝で中国を破ったチャイニーズタイペイに競り勝ち、喜びを爆発させたU19男子インドチーム
〈U19女子団体戦〉
●準決勝
日本 3-0 韓国
◯青木 11-9、12-14、11-4、11-5 ユ・イェリン
◯小塩 11-8、11-7、11-2 チェ・ナヒュン
◯髙森 11-9、11-6、11-6 キム・ウンソ
中国 3-0 チャイニーズタイペイ

エースとしてU19日本女子を牽引する青木。決勝の中国戦でも勝利なるか
日本はU15女子、U19男女で決勝進出。特に、準決勝で中国にストレート勝ちしたU15女子の戦いぶりは見事だった。控えに回っている髙橋も含めたベンチの雰囲気の良さが抜群で、優勝に期待がかかる。
U19男女は決勝まで危なげなく勝ち上がり、男子はダークホースのインド、女子は強敵中国との決勝となった。
U15男子はエース格の大野を体調不良で欠いたのが響いたこともあり、イタリアに惜敗。そのイタリアは準決勝で中国も撃破し、初優勝に向かって猛進している。
25日からは個人戦の混合ダブルスもスタート。男女各種目の決勝戦は、25時(日本時間)開始予定となっている。
〈団体戦各種目・決勝組み合わせ〉
U15男子 イタリア 対 チャイニーズタイペイ
U15女子 日本 対 韓国
U19男子 日本 対 インド
U19女子 日本 対 中国
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