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ドバイ2025アジアユースパラ競技大会にて、日本選手団が総計11個のメダルラッシュ!三浦稟々が三冠女王に輝く

去る12月7〜14日、UAE・ドバイで「ドバイ2025アジアユースパラ競技大会」が開催された。同大会は、パラアーチェリー、パラ陸上競技、パラバドミントン、ボッチャ、ゴールボール、パラパワーリフティング、パラ水泳、パラ卓球、パラテコンドー、車いすバスケットボール、アームレスリングの11種目が行われる、アジア地域の障がいのある若い世代(ユース世代)が競い合う国際総合競技大会。アジアパラリンピック委員会(APC)が主催する、パラリンピックへの登竜門的な位置づけの大会だ。2003年に香港で開催されたFESPICユース競技大会が第1回大会とされており、第2回の東京大会(2009年)以降は、4年に1度行われている。

第6回となった今大会、日本の卓球選手団が大活躍を見せた。障がいの程度別にクラス分けされた男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの各種目において、金メダル7個、銀メダル2個、銅メダル2個を獲得。総計で11個というメダルラッシュとなった。中でも女子の三浦稟々は、出場した3種目すべてで金メダルを獲得、三冠女王に輝く大活躍だった。

各種目、日本選手のメダリストは以下の通り(クラスの数字は1〜5が車いす、6〜10が立位。それぞれ数字が小さいほど障がいの程度が重い)

【男子シングルス】
class1-3 北川雄一朗 金メダル
class4-5 中村亮太 金メダル

男子シングルスclass1-3で金メダルを獲得した北川雄一朗(写真は第17回全日本パラ卓球選手権大会(肢体の部)より)

【女子シングルス】
class1-5 宮﨑恵菜 金メダル
class8 藏下朝子 銀メダル
class8 小澤珠花 銅メダル
class10 三浦稟々 金メダル

女子シングルスclass1-5で金メダルを獲得した宮﨑恵菜(写真は第17回全日本パラ卓球選手権大会(肢体の部)より)

【男子ダブルス】
MD8 北川雄一朗・中村亮太 金メダル

男子ダブルスMD8、北川雄一朗とのペアで金メダルを獲得した中村亮太(写真は第17回全日本パラ卓球選手権大会(肢体の部)より)。北川、中村はシングルスとの二冠を達成

【女子ダブルス】
WD14-20 藏下朝子/三浦稟々 金メダル

女子ダブルスWD14-20、三浦稟々とのペアで金メダルを獲得した藏下朝子(写真は第17回全日本パラ卓球選手権大会(肢体の部)より)

【混合ダブルス】
XD7-10 中村亮太/宮﨑恵菜 銅メダル
XD14-17 藏下朝子/HUANG(TPE) 銀メダル
XD20 三浦稟々/SU(TPE) 金メダル
※TPE=チャイニーズタイペイ

混合ダブルスXD20、SUとのペアで金メダルを獲得した三浦稟々(写真は第16回全日本パラ卓球選手権大会(肢体の部)より)。三浦は女子シングルス、女子ダブルスと合わせて三冠を達成