<卓球王国2023年10月号より>
ちょっと卓球シューズっぽくない、ボリュームのあるソール。一瞬「ランニングシューズ?」と思ってしまうようなルックスだが、れっきとした卓球シューズだ。
安定性とクッション性を重視したミズノの『ウエーブメダル』シリーズの新作として、この夏に登場したのが『ウエーブメダル 7』と『ウエーブメダルNEO(ネオ) 』。『ウエーブメダル 7』がシリーズのベーシックモデル、そして今回紹介する『ウエーブメダル NEO』はシリーズにおけるトップモデルに位置付けられている。
新モデル開発にあたり、ミズノが追求したのは「新しいクッション性」。『ウエーブメダル 7』、『ウエーブメダル NEO』ともに「ステッピラー」と呼ばれる新ソールを搭載している。
これはソール内部に多数の円柱形状を設けた構造のことで、強く踏み込んだ際、円柱が外側へ倒れることで衝撃を逃すというもの。さらには衝撃を逃すだけでなく、反発力へと変えて次の動作への動き出しをサポートする効果もある。
特徴的な厚いミッドソールにも新テクノロジーの「FORM WAVE」を採用。硬度の異なるミッドソールを波型に2層重ねることで、従来モデル以上の安定性とクッション性を実現した。
そして『ウエーブメダル NEO』はフィット感をさらに追求し、「ダイナヒールロック」と呼ばれる機能も搭載。履き口のくるぶし下に厚みのあるスポンジを配置することで、足首周り、かかとがしっかりとシューズにフィットする仕様になっている。
がっちりとしたソールとは反対に、アッパーは薄く、柔らかな素材を使用。足馴染みが良く、ここでもフィット感の高さを感じることができる。
その名に冠した「NEO=新しい」の言葉どおり、新感覚のクッション性とフィット感を実現させた『ウエーブメダル NEO』。シューズ開発において、他メーカーの一歩先を行くミズノの気概(きがい)と実力を感じさせる一足だ。
ミズノ
ウエーブメダル NEO
●¥16,500(税込)
●カラー:イエロー×ブラック×ライトブルー
●サイズ:23.0~28.5㎝
●ミズノ㈱ お客様相談センター:0120・320・799
https://jpn.mizuno.com/tabletennis
photo >> Yoshinori Eto
text >> Takazumi Asano
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