2021年より本格的にスタートし、現在では毎週のように世界各地で開催されている国際大会「WTT(ワールド・テーブル・テニス)」。11月20〜24日にかけて、福岡・北九州市でWTTファイナルズが開催される。
卓球王国では、これまで何度かWTTについて紹介してきたが、大会開催に先がけ、もう一度WTTの仕組みについて簡単にご紹介しよう。
そもそもWTTには、「WTTシリーズ」「フィーダーシリーズ」「ユースシリーズ」の3つのシリーズが存在する。
まず、WTTシリーズには格付けの高い順に「グランドスマッシュ」「WTTファイナルズ」「WTTチャンピオンズ」「WTTスターコンテンダー」「WTTコンテンダー」の5大会が含まれる。主に世界ランキング上位の選手や、各国地域のトッププレーヤーが出場しているのが「WTTシリーズ」だ。
下の図は、WTTシリーズの5つのイベントのエントリー制限や賞金額(※賞金額は大会によって異なる)を大会のグレード別に示したもの。
賞金額がもっとも大きいのはグランドスマッシュで、大会は年に最大4大会開催される。2022・23年はシンガポールスマッシュの1大会のみの開催だったが、今年はシンガポールスマッシュ、サウジスマッシュ、チャイナスマッシュの3大会が開催された。
また、WTTシリーズ以外には「フィーダーシリーズ」があるが、これは「WTTフィーダー」の1カテゴリーのみで、国際大会で経験を積みたい選手やWTTシリーズに参戦するために世界ランキングを上げたい選手などが主に出場している。
WTTユースシリーズは格付けの高い順に「WTTユーススターコンテンダー」「WTTユースコンテンダー」の2カテゴリーがあり、日本からもジュニア選手が多く参戦し、好成績を収めている。直近では、10月8〜12日にかけて、カタール・ドーハで開催されたWTTユーススターコンテンダー ドーハのU19(19歳以下)女子シングルスで16歳の小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)が優勝している。
なお、来月11月20〜24日(日)に福岡・北九州市立総合体育館で開催される「WTTファイナルズ福岡」のチケットが現在発売中だ。チケットの詳細は下のURLまたはバナー画像をクリック!
https://wtt-fukuoka.world-tt-s.com/
写真提供:WTT
ツイート