1月21日から東京・東京体育館で開催される、天皇杯・皇后杯 2025年全日本選手権(一般・ジュニアの部)。卓球王国WEBでは今年も現地から速報をお届けしていくが、開幕に先駆けて各種目の戦況を予想していく。まずはジュニア男女から。
【ジュニア男子】
昨年、初優勝を果たした松島輝空(木下グループ)はジュニア男子にエントリーされたものの、大会前に欠場を発表。今大会は新チャンピオンが誕生することとなる。
松島不在の中で優勝戦線をリードしそうなのが、前回準優勝の吉山和希(岡山リベッツ)。前回大会決勝でも松島をフルゲームまで追い詰めるなど、実力は確かなものがある。この1年はWTTユースシリーズ、Tリーグを主戦場としており、昨年7月のアジアユース選手権U19男子シングルスでは3位に入賞。国内で同世代の選手との対戦はほとんどないが、その実力を全日本で披露できるか。
高校生ではインターハイ男子シングルス準優勝の齋藤俊太朗(明徳義塾中・高)、同3位の谷本拓海(育英高)、前回大会ベスト16の北村悠貴(白子高)、2023年全中王者の渡部民人(EA /星槎)がスーパーシード。中学生では岡本翼(木下アカデミー)と岩井田駿斗(野田学園中)がスーパーシードに入ったが、前回大会ではともに中学2年でベスト8に進出しており、今大会でも上位争いに絡んでくるだろう。
スーパーシード外で注目は全中王者の川上流星(木下アカデミー)。身長が伸び、パワーもアップ。同ブロックの松島の棄権も上位進出に向けては大きいだろう。木下アカデミー勢では大野颯真にも注目。前回大会では小学6年にして中学・高校の実力者を連破してベスト16入り。今大会ではさらに上位を狙う。
その他、愛工大名電高、野田学園高の選手たちも上位をうかがう。愛工大名電高では面田知己、野田学園高では岡本智心らが強力。岸本漣斗(関西高)、山岸駿(新潟産大附高)らもポテンシャルは高い。
ツイート