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全日本卓球2025

混合ダブルス決勝は木造勇人/安藤みなみvs.小野寺翔平/枝廣愛。木造/安藤は故郷でのVにあと1勝

 愛知・スカイホール豊田で開催されている全農杯 2025全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)は大会3日目。混合ダブルス準々決勝に続いて準決勝が行われ、明日の決勝に進む2ペアが決定した。

 

【混合ダブルス準決勝】
木造勇人/安藤みなみ(関西卓球アカデミー/トップおとめピンポンズ名古屋) 6、9、−10、6 岡野俊介/田村美佳(朝日大/十六フィナンシャルグループ)
小野寺翔平/枝廣愛(リコー/中央大) 8、6、−7、3 渡部民人/小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)

 

 先に決勝進出を決めたのは小野寺/枝廣。準々決勝ではフルゲームで勝利してベスト4入りを決めた小野寺/枝廣は、スピーディーな展開を得意とする渡部/小塩に対して緩急、コース取りでうまくミスを誘って3-1で勝利。試合後はベンチに入った中央大・矢島淑雄監督と「ここ(決勝)まで来ちゃった」と笑顔を見せた。

うまくフォアを突いて高校生ペアを封じた小野寺/枝廣

 敗れた渡部/小塩も高校1年生同士のペアリングでの入賞は見事。準決勝でも1ゲームを奪って意地を見せた。

決勝は小塩にミスが目立ち、なかなかペースを握れず

 

 決勝進出を決めたもう1組、木造/安藤は木造が両ハンドドライブでチャンスメイクし、安藤が前陣で強打を叩き込むコンビネーションで岡野/田村を下した。2ゲームを連取しながら、3ゲーム目を接戦で落としたものの、4ゲーム目は気合いを入れ直して得点のたびに声を出してプレー。最後はロビングで得点して決勝へと駒を進めた。

 ともに開催地・愛知出身の木造と安藤。特に今シーズンのTリーグをもって現役を引退する安藤にとっては、最後の全日本での決勝進出。試合後には「最後の全日本ということで、悔いのないように終われるようにと思ってプレーしていた。明日も自分たちのプレーをして、楽しくやりたい。そのうえで優勝できたら良いなと思います」とコメント。木造も「安藤さんが最後の全日本ということで、良い形で終わりたいと思っていた。その中で決勝進出は率直にうれしい。地元・愛知で優勝できたら良いなと思っている」と地元での優勝に向けて抱負を語った。

気合いを入れ直した4ゲーム目で決勝進出を決めた

最終日に勝ち残り、笑顔でハイタッチ

 岡野/田村も1回戦から勝ち上がっての入賞と健闘。全日本シングルスでも岡野がベスト8、田村がベスト16と活躍を見せたが、2週にわたって大会を盛り上げる活躍を見せた。

シングルスに続いてダブルスでも活躍を見せた岡野/田村

準決勝後には3位表彰式も行われた

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