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全日本卓球2025

【ジュニア男女展望】女子は前回女王・張本美和が2連覇を狙う。松島輝空欠場の男子は新王者が誕生

【ジュニア女子】

 前回大会ではジュニア女子初優勝、女子シングルスでも決勝に進んだ張本美和(木下グループ)が、今大会もジュニア女子にエントリー。昨年はパリ五輪女子団体で銀メダルを獲得し、アジア選手権女子団体では決勝の中国戦で2得点、女子シングルスでも準優勝と、目覚ましい活躍を続けている張本。ジュニア女子出場選手の中では実力、実績ともに群を抜いている。前回大会のジュニア女子では6試合で1ゲームを落としたのみで頂点に立ったが、今大会でも他を圧倒する強さを見せるか。

張本美和

 第2シードには面手凛(山陽学園高)。前回大会では四天王寺高勢に3連勝して準優勝。自身にとって最後のジュニア女子で頂点に挑む。青木咲智(四天王寺高)と竹谷美涼(香ヶ丘リベルテ高)、2人のインターハイ女王にも注目。2023年インハイ優勝の青木は前回のジュニア女子ではベスト16で涙を飲んだ。面手と同様に、これが最後のジュニア女子出場となるが、意地を見せたいところだ。昨年のインハイを1年生で制した竹谷も、前回大会のベスト8を越える成績を残したい。

面手凛

青木咲智

竹谷美涼

 竹谷と同じく前回大会ベスト8の髙森愛央、萩原怜奈(ともに四天王寺高)も当然今大会の上位候補。2023年大会で準優勝の小塩悠菜(EA/星槎)も同学年の張本に負けじと存在感を見せたい。昨年のインハイ3位・山室早矢(桜丘高)も広い守備範囲と鋭い攻撃が光る本格派チョッパーだ。

髙森愛央

萩原怜奈

小塩悠菜

山室早矢

 スーパーシード以外で注目は木下アカデミー勢。高校生の牧野美玲と櫻井花(ともに星槎高横浜)、昨年の全中とカデット14歳以下を制した髙橋青葉らが上位争いに絡んできそうだ。また、吉本はなら香ヶ丘リベルテ&貝塚第二中勢と、新谷莉央や渡会宥をはじめとしたミキハウスJSC勢、大阪2大勢力の選手たちも実力は高い。

髙橋青葉

 その他の注目選手では大野紗蘭(希望が丘高)、日下部詩季(遊学館高)、松元菜音(留萌高)、石田心美(石田卓球N+)なども上位候補。また、全日本ホープス・カブ・バンビ4連覇中の小学5年・松島美空(京都カグヤライズ)は竹谷のブロックに入ったが、どこまで勝ち進むことができるか注目だ。

松島美空

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