昨日から愛知・スカイホール豊田で開催されている全農杯 2025全日本卓球選手権大会（ダブルスの部）。今日の大会2日目を終えて、男女ダブルス、混合ダブルスの3種目でベスト8が出揃った。女子ダブルス5回戦（ベスト8決定戦）の結果は下記のとおり。
【女子ダブルス】
梅村優香／塩見真希（サンリツ） 6、-6、-6、4、14 佐藤瞳／橋本帆乃香（ミキハウス）
木塚陽菜／鶴岡美菜（神戸松蔭女子学院大） 13、11、5 小畑美月／菅澤柚花里（デンソー）
伊藤詩菜／青木咲智（四天王寺高） -5、4、-9、12、9 井絢乃／中森帆南（中国電力ライシス）
平真由香／矢島采愛（レゾナック） 8、-10、-9、9、9 小塩遥菜／小塩悠菜（トップおとめピンポンズ名古屋／JOCエリートアカデミー/星槎）
麻生麗名／笹尾明日香（日本生命） 9、10、7 工藤夢／原芽衣（レゾナック）
野村萌／野村光（デンソー） 5、-9、10、7 下山秋帆／大西瑚々那（クローバー歯科フェアリーズ）
木村光歩／枝廣瞳（中国電力ライシス） 3、7、-11、7 上田真実／阿部里歩（豊田自動織機）
面手凛／樋口美空（山陽学園高） -8、4、-5、5、6 兼吉優花／髙森愛央（四天王寺高）
最大のサプライズは前回大会準優勝で、今大会の優勝候補筆頭だった佐藤／橋本の5回戦敗退。初戦となった4回戦は完勝し、5回戦でも梅村／塩見を相手にゲームカウント2-1とリードしたが、4ゲーム目を奪い返されて最終ゲームへ。
序盤で梅村／塩見がリードするも、佐藤／橋本が追い上げて9-9。ここから梅村／塩見が10-9、11-10とマッチポイントを握ったが、佐藤／橋本がしのいで、今度は12-11でマッチポイントを握るも決めきれず。最後は梅村／塩見がこの試合3度目のマッチポイントで勝負を決めた。
シンガポールスマッシュと日程が重なり、前回大会優勝の木原美悠／長﨑美柚（木下グループ）ら上位候補が不在の今大会は、佐藤／橋本にとって初優勝のチャンスも大きかったが、またも頂点に届かず。昨年11月にはWTTファイナルズを制するなど、世界最強のカットペアと呼べる佐藤／橋本だが、全日本のタイトルが遠い。
悲願の初Vを狙った佐藤／橋本は無念の敗退
一方、見事な逆転勝利を収めた梅村／塩見。リードを許しても粘り強く佐藤／橋本のカットを攻略し、攻撃もしのぎ切ってベスト8へ進出。2018年大会準優勝ペアの意地を見せた。
粘り強く佐藤／橋本を攻略した梅村／塩見
第1シードの佐藤／橋本だけでなく、第2シードの加藤亜実／小島叶愛（十六フィナンシャルグループ）が4回戦、第4シードの小塩姉妹が5回戦で敗れ、第3シードの麻生／笹尾を除き、トップ4シードのうち3ペアがベスト16で姿を消す結果となった。
上位シードが崩れる中、ベスト8へ進出した麻生／笹尾
また、インターハイ優勝ペアの伊藤／青木は日本リーグでも活躍を見せる井／中森をフルゲームで破って準々決勝進出。同じく高校生ペアの面手／樋口もインターハイ準優勝ペアの兼吉／髙森を下してベスト8入りを決めた。
強敵・井／中森を破った伊藤／青木
面手／樋口は高校生ペア対決を制して準々決勝へ
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