●男子ダブルス3回戦
張本智和/松島輝空 9、-12、4、-9、-9 O.イオネスク/ロブレス(ルーマニア/スペイン)
これが世界選手権の厳しさか。出足の1ゲーム目を松島のスーパーバックハンドで幸先よく先取した日本ペアだったが、2ゲーム目をジュースで競り負け、3ゲーム目はワンサイドで取ったものの、第4・第5ゲームは序盤から点数が離れないシーソーゲームを連続で落とし、無念の敗退となった。
相手のO.イオネスク/ロブレスは2019年の世界選手権ブダペスト大会で2位となっている国際ペア。油断ならない相手とは考えられていたが、大方の予想以上にクセがあり粘り強く、張本/松島は試合が進むにつれて良さを消された形となった。
第2ゲームの7-7ではロブレスが松島のサービスに対しフォールト(違反)を主張。TTR(ビデオ判定)の結果、松島のトスしたボールが体で隠れていると認められ、日本ペアが痛い1点を取られたシーンもあった。
「2ゲーム目のちょっとリードしたところでミスが出たのが痛かった。ラリーになったら入れることを考えすぎて、ストレートに入れがちみたいなところがあったので、そこがちょっとダブルスの難しさというのを改めて感じました。チキータの精度だったり、ラリーになった時のミスだったり。そういうところがまだまだ足りないんじゃないかなと思います」(松島のコメント)
老獪さと勝利への執念を見せたO.イオネスク(右)/ロブレス
ツイート