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世界卓球2025

男子ダブルス3回戦、張本智和/松島輝空組は元世界2位の老獪な国際ペアに屈して姿を消す

●男子ダブルス3回戦
張本智和/松島輝空 9、-12、4、-9、-9 O.イオネスク/ロブレス(ルーマニア/スペイン)

これが世界選手権の厳しさか。出足の1ゲーム目を松島のスーパーバックハンドで幸先よく先取した日本ペアだったが、2ゲーム目をジュースで競り負け、3ゲーム目はワンサイドで取ったものの、第4・第5ゲームは序盤から点数が離れないシーソーゲームを連続で落とし、無念の敗退となった。

相手のO.イオネスク/ロブレスは2019年の世界選手権ブダペスト大会で2位となっている国際ペア。油断ならない相手とは考えられていたが、大方の予想以上にクセがあり粘り強く、張本/松島は試合が進むにつれて良さを消された形となった。

第2ゲームの7-7ではロブレスが松島のサービスに対しフォールト(違反)を主張。TTR(ビデオ判定)の結果、松島のトスしたボールが体で隠れていると認められ、日本ペアが痛い1点を取られたシーンもあった。

「2ゲーム目のちょっとリードしたところでミスが出たのが痛かった。ラリーになったら入れることを考えすぎて、ストレートに入れがちみたいなところがあったので、そこがちょっとダブルスの難しさというのを改めて感じました。チキータの精度だったり、ラリーになった時のミスだったり。そういうところがまだまだ足りないんじゃないかなと思います」(松島のコメント)

老獪さと勝利への執念を見せたO.イオネスク(右)/ロブレス

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