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大会報道

後期日本リーグ、男子1部は愛知工業大が6勝1敗で優勝。エースの谷垣佑真が単複で大暴れ!!

実業団チームを連破した愛知工業大が、後期リーグで初優勝を達成

ケアリッツ・アンド・パートナーズ2024年度後期日本卓球リーグは最終日を終えて、男子1部は6勝1敗の愛知工業大が2021年前期大会以来の優勝を決めた。

愛知工業大は6勝のうち3−0のストレート勝ちが4試合、3−1が2試合と圧倒的な強さを見せた。最終戦ではクローバー歯科カスピッズに2−3で敗れて全勝優勝はならなかったが、強豪ひしめく実業団チームをフレッシュな大学チームが一蹴した。

優勝の立役者は谷垣。前半のシングルスで相手チームのエースを強烈な両ハンドドライブで玉砕し、萩原とのダブルスでも確実にポイントを上げたことで3−0の勝利につなげた。また、鈴木もバランスの良い両ハンドドライブで安定した戦いを見せて優勝に貢献した。

谷垣の一撃のバックドライブは相手チームからため息が出るほどの威力だった

鈴木は前半のシングルスに起用されてそれにしっかりと応えた

谷垣(右)と1年生の萩原ペア。コンビネーションの良さが光った

優勝した愛知工業大の森本監督のコメントは以下の通り。

「(優勝は)うれしいんですが、うまくいきすぎてびっくりしたというのが本音ですね。最終戦では負けてしまいましたが、(北海道の)本大会ではずっと3−0で勝っていたので驚いています。谷垣もそうですが、鈴木が勝ってくれたのが大きかったですね。前半で2対0でリードできたら、ダブルスは3ゲームズマッチなので思い切って行きやすいから、そこがうまくつながったと思います。
やはり、特にポイントになった試合は(第5戦の)協和キリンさんとの全勝対決です。勝つことが一番ですが、得失点の関係もあるのでまずは頑張ろうと。オーダーはお互い読み通りだったと思いますが、谷垣があんなに爆発するとは思っていなかったので(宇田にストレート勝ち)、良い意味で予想外でしたね。
日本リーグでは後期だけ優勝できていなかったので、これで一通り優勝を取ることができました。今月は全日本学生選抜があって、12月にはファイナル4があります。年が明ければ全日本もあるので、一つひとつ頑張っていけたらと思います」(森本)

 

2位の協和キリンは愛知工業大と日鉄物流ブレイザーズに敗れて2敗。3位はシチズン時計、4位はリコーが入った。後期リーグの結果を受けて12月のJTTLファイナル4には、愛知工業大、協和キリン、日鉄物流ブレイザーズ、シチズン時計の4チームが出場権を獲得した。

協和キリンの渡辺(右)と宇田のダブルス

若手ペアとして活躍した淺津(左)と阿部のダブルス

【男子1部順位】
1位=愛知工業大学(6勝1敗)
2位=協和キリン(5勝2敗)
3位=シチズン時計(5勝2敗)
4位=リコー(4勝3敗)
5位=クローバー歯科カスピッズ(3勝4敗)
6位=日鉄物流ブレイザーズ(3勝4敗)
7位=日野キングフィッシャーズ(2勝5敗)
8位=ケアリッツ・テクノロジーズ(0勝7敗)

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